2015.09.07
株式会社ブルースタジオ
最初の出会いは、ブルースタジオが毎月行っている”戸建てセミナー”に参加して頂いた事がキッカケでした。お施主様のTさんの印象は、好奇心旺盛で何事も楽しめる素敵な女性。『賃貸収入を得て、老後を楽しく過ごせる素敵な家』という大きい夢がありました。
構造設計事務所出身のお父様が建てた"RCの3階建の一戸建ての家”に、生まれた時から赤羽に住んでいたTさん。相続でこの家を引き継ぎましたが、築44年の家は老朽化が進んだ上に、一人で住むには広すぎると感じていました。
既存の間取りは、各室27-35㎡の部屋に1階にはキッチン、水周りがまとめられていて、内階段を登ると2-3階には寝室があるファミリー向きのプランでした。
前面道路に面した正面の窓には、赤羽自然観察公園の溢れる緑を感じる事が出来る環境です。
そこで今回提案したのは、”1階をTさんの部屋”、”2-3階を賃貸の部屋”としてリノベーションする事でした。
1階のTさんの部屋は、27㎡の小さい部屋。Tさんの希望は友人達と食事を楽しむ広いキッチンとテーブル、落ち着ける寝室や着物などを収納できるスペースなどでした。1階の特徴は、高さが700mmの地下倉庫がありました。
まず既存の地下室を建築基準法内の1000mmまで高くし、地下の半分を吹き抜けにしました。上部に収納スペースとしての高さ1400mmのロフト、下部には籠り感のあるベッドルームを設けました。部屋の中心には、回遊できるキッチンとダイニングテーブルを設けて、水周りは既存の位置で新設しました。既存の内階段は共用階段と廊下に変えて、各室の入り口を設けています。
2-3階の部屋は、35㎡の一人暮らし向きの1LDKのプランに変えました。一見すると広い1LDKは、ワークスペース、寝室、収納、インナーテラスなどの用途に使える様にアーチごとに役割を認識的に分けています。目の前に広がる公園の緑を最大限に映える様に、緑色の補色である”赤色”をテーマカラーとして選びました。
リーシングは工事の段階からブルースタジオにて募集をし、引き渡し後すぐに入居者が決定しました。お施主様のご希望通りの『賃貸収入を得て、老後を楽しく過ごせる素敵な家』を叶える事が出来ました。
物件名称の”BOTAO"の由来は、ポルトガル語で蕾(つぼみ)。昔は、花の蕾を衣服のボタンとして使用していた事からボタンに派生していったと言われています。Tさんの名前が牡丹(ボタン)の花に由来して付けられている事と、この家自身が公園の緑の”赤い蕾"の一部として、皆に愛される物件になるように願いを込めました。
費用 | 1700万円(税込) | 物件種別 | 一戸建 |
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リノベーション 形態 |
家族構成 | ||
築年数 | 54年 | 面積 | 98.50㎡ |
施工期間 | 3ヶ月 |
お問い合わせ先
〒104-0045 東京都中央区築地4-5-9 築地安田第2ビル4階
TEL:03-3541-5878