2015.09.07
株式会社リビタ
リビタが戸建てを買ってリノベーションした「世田谷野毛の家」の内装解体後の建物見学会で実際の現場を見学し、戸建てリノベーションを決意したM夫妻。物件探しをする中で出会った見晴らしの良い落ち着いた街並みの住宅地に建つ築46年の戸建ては、しばらく空き家だったこともあり、荒れた印象だった。しかし、広縁の気持ちよさや2階の日当たりのよさや風通しの良さが気に入った。そして何より都心の一般的な新築戸建ての2倍程度の広さである180㎡(55坪)のゆとりある敷地や、成熟した庭の植栽、静かな周辺環境などに魅力を感じたという。
実はこの物件は構造躯体や外壁材の一部が腐っていたり、耐震補強が必要な物件だったが、傷んだ箇所を詳細に調べて耐震性や断熱性を向上させ、内装もすべて一新した。間取りは、リビングとダイニングキッチンを日当りのよい2階に配置した上下逆転のプランにし、2階にはテラスを新設。お休みの日はほとんどの時間を2階で過ごされているというほど居心地がよくお気に入りの空間に仕上がっている。1階にはもともと個室が3部屋の間取りだったが、2部屋と大きなウォークインクローゼットに。リノベーション前のゆったりとした広縁の雰囲気が気に入っていたため、その雰囲気を残すように、壁で区切らずに連続空間として回遊性のある間取りにした。壁や天井は、夫妻自らが工事現場に入り塗装を施した。「一度自分でやっておけば補修の仕方もわかるので、いいと思いました」とご主人。広い庭や玄関土間、構造用合板の壁など、これからも暮らしながら手を入れていく余白のある家が完成した。ご夫妻の家づくりは現在も進行中だ。
費用 | 1720万円(税込) | 物件種別 | 一戸建 |
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リノベーション 形態 |
家族構成 | ||
築年数 | 55年 | 面積 | 93.72㎡ |
施工期間 | 3か月 |