2015.08.31
株式会社リビタ
東京内神田のオフィスビル。築後53年が経ち、オフィスとしては階高が低く、フロア面積も小さく、耐震補強ブレースが室内にあることから、通常のオフィスとしての商品価値は低下。また現行法に沿って建て替えても、現状より床面積が減少し事業性が損なわれることが分かり……その時出した答えとは。
オフィス需要が減少したエリアに、新たに住まいという需要を創出する試みとして、また地方へのアクセスが良い東京駅徒歩圏に位置することから、2拠点居住などの多様な居住形態に対する受け皿として、シェアアパートメントを含む複合施設へ変換。アパートメントのほかシェアオフィス、シェアスペースを併せ持ち、多様な人びとの集う場「the C」へと生まれ変わった。
オフィスから住宅へのコンバージョンは建築的に様々な課題がありながらそれを全てクリア。最もクリアが困難だった避難経路の確保については、新たにインナーバルコニーなるスペースを設けることで解決した。法的課題解決のために生まれたこのインナーバルコニーは、シェアアパートメント個室に今までなかった、多様な使い方を想起させる不思議な空間をももたらした。
「東京駅」徒歩圏、“Central”東京で、働く場所を暮らす場所へ“Conversion”し、多様な人びとのが集い“Communication”する……「the C」は、今までにない新しい場を創出した。
費用 | 物件種別 | その他 | |
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リノベーション 形態 |
家族構成 | ||
築年数 | 63年 | 面積 | 999.99㎡ |
施工期間 | 4ヶ月 |