2026.08.30
株式会社sumarch
完成したのは、雅叙園を再現した住まいではない。 ご家族の記憶に刻まれた「居心地」を、建築の手法で再編集した住まいだ。 その後、多くの人に愛されたホテル雅叙園東京は休館を迎えた。 思い出の地へ赴くことは叶わなくなったが、家族が旅先で見つけたあの「落ち着く」感覚は、この家の中にしっかりと息づいている。 記憶の中の心地よさは、ただの思い出では終わらない。 観察し、分析し、建築へ再編集することで、家族のこれからの暮らしに寄り添い、静かに**「刻をまとい」**続ける。
私たちは、その感覚の正体を探るため、愛知から東京へ向かった。
(ホテルにもご協力いただき)、実際に客室を見学。
視線の抜け方、光の入り方、素材の重なり、空間のプロポーション。
図面では読み取れない心地よさを、一つひとつ観察し、分析した。
さらに、人が視界内で木を感じる割合が安心感に与える影響「木視率」の観点からも数値を検証し、空間構成をロジカルに組み立てた。
そして、その分析を住宅へと翻訳した。
2階リビングには、あえて「斜めの壁」を配置。
視線を緩やかに誘導することで、限られた面積の中に奥行きと静かな広がりを生み出し、光と素材が美しく重なる空間を構築した。
| 費用 | 9628万円(税込) | 物件種別 | 一戸建 |
|---|---|---|---|
| リノベーション 形態 |
持ち家のリノベーション | 家族構成 | ファミリー |
| 築年数 | 32年 | 面積 | 266.75㎡ |
| 施工期間 | 五か月 | 構造 | 軽量鉄骨 |
お問い合わせ先
〒450-6419 愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング19F
TEL:052-893-9760