2026.08.28
株式会社河原工房
学生時代から、いつか叶えたいと思っていたこと。それは、ヤギと暮らすこと。その夢よりひと足先に、M様の相棒になったのは猫でした。やがて家を持つことを考えたとき、思い浮かんだのは、猫と、いつか迎えるヤギと暮らす日々。新築も視野に入れながら、広い庭があり、周囲とほどよい距離を保てる場所を探し、築45年の木造二階建てに出会います。建物は状態が良く、古い梁や使える構造も残っている。ただ、歳を重ねても無理なく暮らしたいM様には、少し大きすぎる家でした。そこで私たちが提案したのが、壊して新しくするのではなく、今あるものを活かし、これからの暮らしに合わせて組み直すリノベーション。新築より費用を抑えながら、間取りも自由に描き直せる。
「新築より、リノベーションの方が私らしいし、私に合っている」。
新しくつくることから、今あるものを活かすことへ。M様の家づくりの答えが見つかりました。
二階をなくして平屋へ。庭に面した和室も減築し、そこに庭を広げた。仔山羊が小さなうちはセカンドリビングで一緒に。成長すれば、大きな窓の向こうの庭へ。家は小さくなったけれど、暮らしの居場所は、むしろ広がった。この家の中心となるのが、天井を高くとったセカンドリビング。玄関、猫と寛ぐリビング、キッチン、寝室、水回りへと、この場所からつながっていく。「ここに机を持ってきて、猫と仔山羊を眺めながら仕事がしたい。」M様が楽しそうに話してくださった、これからの日常を、好きな曲線を描く開口、古い梁、やわらかな漆喰の壁が包み込む。キッチンには、この家で使う日を楽しみに集めた、お気に入りの食器や道具が並ぶ。すべてを壊してつくり直すのではなく、使える構造は活かし、不要な部分を減築する。既存の家を受け継ぐことで工事費を抑えながら、これから必要な住まいへとつくり替えた。もちろん、夢だけでは終わらせない。耐震補強により評点0.46から2.14へ向上。断熱も床・壁・天井から見直し、すべての窓と玄関ドアを高断熱仕様へ更新することで、住まい全体の外皮性能を総合的に高めた。歳を重ねても安心して暮らせる、小さく、強く、暖かな平屋へ。
暖かな春を待って、待ち望んだ仔山羊を家族に迎えた。猫も、仔山羊も、M様も、それぞれが、それぞれらしく。時には一緒に。
「猫と私と仔山羊」の暮らし。
| 費用 | 3200万円(税込) | 物件種別 | 一戸建 |
|---|---|---|---|
| リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | 一人暮らし |
| 築年数 | 45年 | 面積 | 194.05㎡ |
| 施工期間 | 7ヶ月 | 構造 | 木造軸組 |
お問い合わせ先
〒569-1142 大阪府高槻市宮田町2-1-29 サンワビル102号
TEL:0120-36-1031