2026.08.28
株式会社ニューユニークス
クリエイティブ関係の仕事をするTさん。以前からインテリア雑誌などでリノベーション住宅に惹かれ、新築も検討したものの、素材や色味にどこか物足りなさを感じていた。
そんなTさんが約2年間、事例を見続けていたのがnuだった。初めて相談に訪れた日、細かな好みやニュアンスまで汲み取るスタッフとの対話に、「もうそこまで分かってくれたんだ!」と即決。その日のうちに物件探しまで動き出した。
選んだのは、築41年・47.30㎡の物件。しかし、コンパクトな面積に加え、容易に壁を動かせない壁式構造という制約もあった。それでもTさんには、実現したい暮らしが明確にあったという言う。
大好きな仕事が暮らしの中心にあること。そして、素材や色、細部に至るまで、自分の感覚にしっくりくること。
限られた器の中に、目に見えないTさんの価値観をどう読み取り、空間として立ち上げるか。そこから、この住まいの設計が始まった。
好きなことを、暮らしの真ん中に置いたら、家はどう変わるだろう。
住まいのあり方は、もっとその人自身に素直であっていい。
仕事が大好きなクリエイターのTさんにとって、仕事は家の片隅でするものではなく、暮らしの中心にあるものだった。ならば間取りも、その生き方から考えるべきではないか。
本計画では、LDKや収納の広さを優先するのではなく、一番多くの時間を過ごすワークスペースを、空間の主役として設計した。
ダイニングや寝室は必要最小限に抑える一方、ワークスペースの窓辺にはインナーテラスを設け、植物を楽しむ余白まで確保。
壁一面の造作棚には本やアートを並べ、仕事をしながら好きなものを見渡せる居場所に。
仕事を暮らしから隠すのではなく、その人が大切にするものを、暮らしの真ん中に据えた。
完成した住まいは、Tさん自身が「どういうクリエイターでいたいのか、何を大切にしたいのか」を改めて考えるきっかけにもなったという。
間取り図に描かれるのは、部屋の広さや配置だけではない。何に場所を与え、どんな時間を大切にするのか。自らの価値観を映した間取りが、今度はこれからの生き方を見つめる装置となる。
家の間取り図は、ときに人生の見取り図にもなり得るのかもしれない。
| 費用 | 1760万円(税込) | 物件種別 | マンション |
|---|---|---|---|
| リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | 一人暮らし |
| 築年数 | 43年 | 面積 | 4,730.00㎡ |
| 施工期間 | 3ヶ月 | 構造 | SRC |