リノベーション事例

2026.08.24

光の余白

  • 首都圏
  • 水まわり
  • 居室・その他

花菱不動産株式会社

壁と扉によって、それぞれの居場所が明確に分けられた既存の間取り。
暮らしを整然と整理する一方で、光や視線、家族の気配も部屋ごとに分断されていました。
用途を決められた部屋に暮らしを当てはめるのではなく、その時々の過ごし方に応じて、空間そのものが変化できないか。改修は、そんな問いから始まりました。

暮らしに合わせて、境界そのものを変えられる住まい。
ひとりで静かに過ごしたいときには、小さな居場所をつくる。
家族が集まるときには、境界をほどき、ひと続きの空間にする。
仕事をするとき、休むとき、人を迎えるとき。

時間や人数、その日の気分によって、人が場所を選ぶだけでなく、住まいの側も変化していく。

そのために用いたのが、障子建具、ガラスブロック、そして天井際に設けた抜けです。
窓から差し込む限られた自然光を壁で止めず、障子やガラス、天井際の抜けを介して奥へと導き、住まい全体へ巡らせる。
障子を閉じれば、居場所を緩やかに分けながらも、光や気配はつながったまま。
開けば視線と動線がつながり、分かれていた場所は再びひと続きになります。

閉じることと、開くこと。
分けることと、つなぐこと。
その間にある無数の状態を、住む人自身が選べること。

住まいを完成された間取りとして固定するのではなく、
暮らしの変化を受け止めながら、住む人の手によって更新され続けるものとして考える。
そのための余白を、この住まいに残しました。

費用 780万円(税込) 物件種別 マンション
リノベーション
形態
リノベーション済み物件 家族構成
築年数 35年 面積 56.82㎡
施工期間 3カ月 構造 RC造

間取り

BEFORE 3DK

AFTER 2LDK

お問い合わせ先

花菱不動産株式会社

〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-12-15 日本薬学会長井記念館8F

TEL:03-6809-0814

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