リノベーション事例

2026.08.24

「買い手」から「育て手」へ。ストック循環型社会への挑戦。

  • 東海

株式会社アルフレッシュ

今、日本の住宅業界は資材高騰と職人不足という二重の危機に直面している。原油高騰を起点とするナフサショックも加わり、お金を払って業者に丸投げするだけの従来モデルは持続可能性を失いつつある。しかし、根本的な問題はコストだけではない。長年、家を「さわってはいけない完成品」として扱ってきた結果、住まいはブラックボックス化し、僅かな不具合でも業者に頼る文化が定着した。自分で点検する、直す、つくる―そんな経験がないまま大人になることが住まいへの受動性を生み、DIYやリノベーションへの心理的ハードルとなっている。
スクラップ&ビルドの限界が見えた今、必要なのは、住宅を「消費するだけのもの」ではなく、住まい手自身が関わり、価値を育て、次世代へつないでいくものへと転換すること。その為にはつくる側だけでなく、住まう側の意識そのものを変えていく必要がある。だから私たちは、次世代の「住まい手」に着目した。

日本の住宅は、なぜ「買ったら終わり」なのか。
資材高騰、職人不足、そしてスクラップ&ビルド。住宅業界の危機に、私たちは効率化の最適解を考えがちだ。しかし、本当に変えるべきなのは業界の仕組みだけではない。「家は完成品として買い、あとは専門家に任せるもの」という文化そのものだ。

では、誰から変えるのか。
私たちは未来の住まい手である子どもから変えることにした。2023年、性能向上リノベーションへの取組みを契機に『住育(じゅういく)』をスタート。地域の子どもたちへ、住まいと健康、耐震、省エネ、環境、メンテナンス等をテーマに、毎月『住育WS』を開催している。知識を教えるだけでなく、自ら考え、手を動かし、住まいを「自分ごと」にする。子どもたちに伝えたいのは、家に「手をかける」文化だ。自分の手で触れ、「なぜ?」を考える。その気づきや「もっと知りたい」が、未来の「育て手」を芽吹かせる。子どもたちが大人になったとき、「まず自分で見て、考え、手を入れる」が選択肢になれば、住まい手が変わり、市場が変わり、住宅会社の役割も変わる。

「買い手」だった子どもたちを「育て手」へ。
家を「消費するもの」から「育て、受け継ぐもの」へ。大人を変えるのではない。原体験を通じて次世代の「当たり前」を刷新し、そこから住宅の未来を変えていく。『住育』を起点に、持続可能なストック循環型社会を切り拓く。

費用 物件種別 その他
リノベーション
形態
その他 家族構成 その他
築年数 3年 面積 1.00㎡
施工期間 3年 構造

間取り

BEFORE

AFTER

お問い合わせ先

株式会社アルフレッシュ

〒514-0837 三重県津市修成町18-28

TEL:059-223-2373

リノベーション事例一覧に戻る