2026.08.24
株式会社ニューユニークス
表参道に店舗を構える「ERIC VINTAGE」(@eric_vintageclothing)。
Oさん自身の審美眼で買い付けたヴィンテージアイテムを、必要に応じて手直しやクリーニングを施し、新たな持ち主へと受け継いでいく。
15.8㎡の商空間に求めたのは、自邸とは対照的な「白」。深いグリーンにご自身の感性を重ねた自邸のリノベーションに対し、店舗では主役となる洋服やアクセサリーそのものが際立つ、光に満ちた背景となる空間を目指した。
緑と白。一見正反対の空間だが、その根底にあるのは、自分が「いい」と感じるものを丁寧に選び、愛着を持って次へつないでいくOさんの変わらない感性。6年前に“住まい”という形で向き合ったその感性を、今度は“商空間”という新たな形へ翻訳した。
ROY2020で「こだわり空間リノベーション賞」を受賞した、緑色の家をご存知だろうか。
深い森を思わせる緑で統一された空間と、そこに佇むブリティッシュヴィンテージなインテリア。たくさんの服やアクセサリー。
そんな緑の家の完成から、6年。
今度の主役は「暮らす家」ではなく、施主であるOさんが営むヴィンテージショップである。緑の家で暮らす中で再認識した自分の大好きな世界観を、もっと多くの人へ。そんな新たな門出に立ち合うこととなった。
ヴィンテージショップというと、トーンを落とした内装をイメージしがちだが、Oさんが思い描いたのはそんなセオリーを覆す光あふれるショーケースのような店内。丁寧に手直しされたヴィンテージアイテムを、自然光のもとで吟味する。そんな格別な購入体験ができる空間だ。一見シンプルなタイル壁も大小さまざまなタイルで貼り分け、洋服をかき分けた奥にふと出会う「素敵」を忍ばせた。
ヴィンテージアイテムも、リノベーションも、時間を重ねたものに新たな価値を吹き込み、次の世代へ受け継いでいく営みである。そんな価値観を共有していたからこそ、人生の新たな節目にも、空間づくりを任せてもらえたのかもしれない。
一度きりではなく、その人の人生の変化に合わせて、必要な空間をともにつくり続ける。
6年越し、2度目のエントリーは、リノベーションという仕事が持つそんな可能性を示している。
| 費用 | 物件種別 | マンション | |
|---|---|---|---|
| リノベーション 形態 |
その他 | 家族構成 | その他 |
| 築年数 | 24年 | 面積 | 15.80㎡ |
| 施工期間 | 0.5 | 構造 | 鉄筋コンクリート造 |