2026.08.23
イーコンセプト株式会社
部屋はある。でも、つながりがない。和室2室と洋室、ダイニング、キッチンが独立した、部屋数を重視した間取り。壁や建具で細かく区切られ、家族が同じ住まいにいても互いの気配が伝わりにくく、住まいの中心も曖昧になっていた。廊下を中心に各室へアクセスするため、床面積の一部が「移動するための場所」となり、限られた空間を活かしきれていないことも課題だった。収納も各室の押入れなどに分散し、暮らしに合う収納計画を立てにくい状態。そこでリノベーションでは、ただ壁を取り払い、大きなLDKをつくることをゴールにはしなかった。家族が集まる場所を中心につくりながら、一人で過ごせる居場所と収納を確保し、必要に応じて空間をつなげたり仕切ったりできること。既存の部屋数や使い方にとらわれず、これからの暮らしに必要な「広さ」「収納」「居場所」と、家族各自の心地よい距離感を整理することから、このリノベーションは始まった。
細かく分けられていた空間を見直しながら目指したのは、ただ壁をなくして「広い部屋」をつくることではありません。家族が一緒に過ごす時間と、それぞれが一人で過ごす時間。そのどちらも自然に受け止めながら、ほどよい距離感でつながる住まいを考えました。細かく分かれていた居室を再構成し、住まいの中心には大きなLDKを配置。キッチンとダイニング、その先のリビングまでを緩やかにつなぐことで、それぞれが違うことをしていても、ふとした瞬間にお互いの気配を感じられる空間としています。一方で、すべてをひとつにつなげてしまうのではなく、過ごし方に合わせて少し距離を取れる場所も確保。家族が集まる時間と、一人で落ち着いて過ごす時間、そのどちらにも無理なく対応できる間取りへ。LDKの壁面には、空間をすっきりと使うための大容量収納を設け、生活用品は扉の中に「隠す」。その一方で、本や植物、お気に入りの雑貨などはオープン棚に「見せる」ことで、収納の役割を使い分けています。ただしまうだけの収納ではなく、暮らしを整えながら、空間そのものを彩るインテリアの一部として取り入れているのも、この住まいの特徴。空間を細かく分けるのではなく、あえて余白を残しながら緩やかにつなげていく。
それぞれが自分らしく過ごしながら、必要なときに自然とつながる。そんな心地よい距離感をつくることで、暮らしに寄り添う住まいへと生まれ変わりました。
| 費用 | 850万円(税込) | 物件種別 | マンション |
|---|---|---|---|
| リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | 一人暮らし |
| 築年数 | 45年 | 面積 | 60.90㎡ |
| 施工期間 | 3か月 | 構造 | SRC |
お問い合わせ先
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町2丁目7-5 一番町第一ビル 5階
TEL:022-398-7835