2026.08.21
クジラ株式会社
「内装はリノベーションで好きに変えられるから、自分たちではどうしようもない部分から決めていこう」
そう考えて、最初に決めたのはエリアだった。
子育ての環境、自然、主要な駅へのアクセス、そして主人が熱烈なガンバ大阪ファンでもあることが、自然と北摂エリアでの物件探しに繋がった。
新築・中古にこだわることはなく、リノベーションすることを前提にたどり着いたのは「天井の高い、1階で日当たりの良い物件」だった。
新築マンションと言えば憧れのイメージを持つ人も多いが、それは誰にとっても完成品なのだろうか。全てが新しいけれど、決まった間取りに決まった内装、「暮らしは十人十色」と言うには少し距離がある。
「新築マンションの内装って、ちょっと味気ないというか、真っ白でつるっとしているというか…それにどうしても馴染めなくて」と妻は語った。
決めたのは、まず違和感を丁寧に取り除くこと。エアコンの配管を隠すため、アールの柱を作って丸ごとデザインに。天井の梁は、大きなアールの天井で覆うことで境界線をなくし、LDKがさらに広く感じられる仕掛けに。仕上げに真っ白のクロスは上から質感のある塗装を施すことで、全体が上質な雰囲気に。
そこへ妻が選び抜いたお気に入りの青いタイルやガラスブロックが「らしさ」として加わっていく。
一方で、キッチンの造作は諦めた。今あるものを活用すると決め、天板にモールテックスを塗り、カウンター下には造作収納を作り、新品の機能はそのままに自分たちだけのオリジナルデザインに。
──新築でも、既存でも。自分たちらしく暮らすために、手を加えるのは当たり前。むしろ、"自分たちの家"って、そういう風に作っていくものなんじゃないかなって思います。
こだわるところも諦めるところも考え抜いたこの「新築のカタチ」が、リノベーションの本来の目的をはっきりと示してくれている。
| 費用 | 900万円(税込) | 物件種別 | マンション |
|---|---|---|---|
| リノベーション 形態 |
持ち家のリノベーション | 家族構成 | ファミリー |
| 築年数 | 1年 | 面積 | 81.88㎡ |
| 施工期間 | 120日 | 構造 | 鉄筋コンクリート造 |