2026.08.18
株式会社ニューユニークス
「家の外で大変なことがあっても、家が心地よく、家族の仲が良ければ頑張れる—」。これは奥様のお母様の価値観で、奥様の暮らしの軸にもなっている考え方でもある。
家族それぞれが好きなことをしながらも、互いの気配を感じて過ごせる住まい。
そんな日常の風景も含め、「目に映るすべてのモノが『なんかいいな』と思える毎日を送りたい」という願いを、この住まいに託した。
デザイナーはこうした奥様の感性を汲み取り、スカンジナビアンの世界観を夫婦の感性で再定義した「Hygge365」というコンセプトを提案。
美術館のような美しさと、北欧の暮らしに根付く心地よさを両立させた、暮らしの温度を感じる空間。その繊細さと遊び心を最も象徴する存在として、この造作キッチンは生まれた。
「なんかいいな」と手が止まる空間がある。そう感じる理由を説明するのは、意外と難しい。
だが、Instagramで8万を超える人の目に留まったように、多くの人がこの空間に「なんかいい」と感じたのは、紛れもない事実だ。
印象的な赤い床。素材のバランスや、空間構成。
理由はさまざまだが、そういった空間に共通しているのは“住まい手の暮らしの温度が感じられること”ではないだろうか。
I邸の場合、その温度は「繊細さと、遊び心」として形になっている。
デンマーク留学の経験を持つ奥様が肌で感じ取った、北欧の暮らしに根付く心地よさ。美しさの中に織り込まれた、遊び心を感じる色や素材。
そんな価値観を受け止め、丁寧に表現したことが「なんかいい」空気感を生み出している。
I邸を象徴するキッチンは、ボルドーのリノリウム床にペールブルーのタイル壁。バーチ材は小口の積層を見せるデザインに。白タイルのカウンターは、食器やゴミ箱に合わせてミリ単位で寸法を整え、角は留め加工で端正に納めた。
「繊細さと、遊び心」を軸に、一つひとつの判断が隅々まで貫かれていること。その工夫は言われなければ気づかないかもしれないが、“暮らしの質”として確かに現れる。
何気ない食事の支度さえ、愛おしい時間へと変わっていく。
静かに深まっていく暮らしへの愛着。それこそが、この空間が人を惹きつける理由なのである。
| 費用 | 2250万円(税込) | 物件種別 | マンション |
|---|---|---|---|
| リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | ファミリー |
| 築年数 | 29年 | 面積 | 71.49㎡ |
| 施工期間 | 3 | 構造 | 鉄筋コンクリート造 |