2026.08.16
株式会社sumarch
施主は、香港に拠点を置きグローバルに展開する「Eight Partnership」のブランディングデザイナーであるノルウェー出身の夫と、日本人の妻です。日本事業の拡大に伴い、東京でのセカンドハウスを探し始めました。
華やかな繁華街ではなく、落ち着いた歴史と緑が残る「文京区」を選んだのは、街が持つ豊かな情景と文化的な静けさに惹かれたからでした。そして本物志向のご夫妻が何よりもこだわったのが「リノベーションされる前の原形物件」です。市場の多くを占める表層的なリフォーム済物件ばかりで難航した末、ルーフテラスがあり、光や風がめぐる北欧らしい伸びやかな暮らしを叶えられる未リノベ物件と出会い、購入を決定されました。
海外からの遠隔進行となるなか、世界基準の妥協なき美意識に対し、日本の素材と技術力でどこまで応えられるか――国境を越え、プロ同士が誠実に高め合うプロジェクトが始動しました。
国境や言語の違いを超え、オンラインで向き合うデザイナー同士の対話は手描きスケッチから始まりました。画面越しに言葉を重ね、ノルウェー出身のプロのデザイナーであるお施主様が求める文京区の静けさに似合うセカンドハウス、北欧の暮らし「Hygge」への想いに耳を傾けていきます。そこに見えてきたのは、故郷で親しんだ木の温もりや、自然の豊かな表情を慈しむ住まい観でした。
玄関からルーフバルコニーまでをひとつながりと捉え、あえてリビング扉やカーテンをつけずに光と風を巡らせ、借景までも切り取る北欧の思想。素材にこだわるなかで岐阜が木の産地と知ったお施主様。その想いを込め、造作家具は岐阜の木工職人のもとで特注製作し、床材や塗装壁など「本物の自然素材」をあつらえました。ミリ単位で納まりを追求した木工技術や美しい陰影を魅せる塗装など、細部まで妥協なく宿した日本の職人技が北欧の美意識を引き立てています。
完成後、お施主様から届いた “You were so patient with us despite the language barrier. I love Japan even more.”(言葉の壁があるなか忍耐強く向き合ってくれてありがとう。また日本が好きになった)という言葉。互いの技術と美意識に誠実に向き合ったプロセスこそが、「本当のJapandi」なのかもしれません。
| 費用 | 3900万円(税込) | 物件種別 | マンション |
|---|---|---|---|
| リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | 二人暮らし |
| 築年数 | 29年 | 面積 | 86.53㎡ |
| 施工期間 | 4カ月 | 構造 | RC造 |
お問い合わせ先
〒450-6419 愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング19F
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