リノベーション事例

2026.08.10

未来への宿題はHOMEとWORKのあいだにすませましょう

  • 首都圏
  • 水まわり
  • 居室・その他
  • 屋外
  • 耐震補強

株式会社ブルースタジオ

旧世田谷区立池尻中学校は、長年にわたり、地域に親しまれた公共の場所でした。日本各地で少子化に伴う学校統廃合が進むなか、廃校跡地は公の施設化しやすい一方で、用途ごとに分断され、地域の日常や多様な営みを受け止める継続的な場の運営が難しいという課題があります。また、人口の密集する都市部では、暮らし・仕事・学び・遊び・商いが効率優先で分かれ、人々が気軽に立ち寄り、横断的に交流し、何かを試せる余白も減っています。そんな中、この地では閉校後18年間にわたり「IID世田谷ものづくり学校」として創造的なコミュニティが育まれ、公園と住宅街の只中で、地域の日常へ根ざしてきました。「HOME/WORK VILLAGE」は、そのIIDの蓄積と、かつて公立の学校であった記憶を引き継ぎ、民間事業として持続可能に運営され、区や事業者、地域の多様な関係者とともに、まちに開かれた場へ発展する計画として立ち上がりました。

施設名称であるHOME/WORK VILLAGEは、暮らし(HOME)と仕事(WORK)との間で、社会課題(HOMEWORK)に向き合う場を表現しています。校舎にとどまらず新たに校庭・体育館も借り受け、敷地全体を地域に開くことを目標としました。最長10年の賃貸借期間に合わせ改修は限定し、「限定的な機能の学校」の印象を払う外構と商業エントランス、温かみのある廊下に注力、玄関ホールの直営ブックラウンジ「とつとつと」を施設全体のハブとしました。校庭は緑化・公園化を図り、出会いと創造の場となるよう、広い門とルーフバルコニーへ上る大階段を設け、隣接する公園との開放性をつなげました。校舎1階を飲食・小売・サービスの小規模店区画へ用途変更し、シェアキッチンやポッドキャストスタジオなども整備し、異なる余白を生かした活動が可能となっています。スポーツクラブやクリエイティブラーニングスクール、コワーキングスペースやスモールオフィス等の入居も加わり、職・学・店・遊が交差し、まちに開かれたコモンズとして日常と非日常が交わる場となっています。

費用 物件種別 その他
リノベーション
形態
その他 家族構成
築年数 51年 面積 3,516.23㎡
施工期間 13 構造 RC造(一部SRC造)

間取り

BEFORE 公立中学校

AFTER 多目的複合施設

お問い合わせ先

株式会社ブルースタジオ

〒104-0045 東京都中央区築地4-5-9 築地安田第2ビル4階

TEL:03-3541-5878

リノベーション事例一覧に戻る