2025.09.16
銀杏開発株式会社
昔ながらの日本家屋で、縁側や続き間、広いリビングなどゆとりある空間が広がる古民家。家屋として十分な広さはあるものの、2階や縁側は物置となっていました。レトロなタイルが残るトイレやお風呂、公団型流し台のキッチンなど、水まわりには不便さも感じられました。
かつて祖父母が暮らしていた築100年以上の古民家。
しばらく空き家だったこの家に、別々に暮らしていたご両親と若夫婦が集まり、二世帯で暮らすためのリノベーションがはじまりました。
昔ながらの梁や柱など趣ある意匠は活かしつつ、断熱性や水まわり設備を見直し、暮らしやすさを整えた住まいに再生。既存窓はカバー工法で新しい窓に交換し、内窓も設置することで、古民家ならではの寒さや暑さを軽減し快適性を高めました。
ご両親世帯と若夫婦世帯が気兼ねなく過ごせるよう、プライバシーを保ちながらも程よくつながる間取りを計画。人の気配が途絶えていた家に、再び灯りがともり、笑い声や生活の音が響きはじめたことで、建物だけでなく地域にもあたたかな変化をもたらしています。
長らく人のいなかった古民家が、家族のつながりとともに新たな暮らしを紡ぎはじめる。
この家の新しい旅路は、ここからはじまります。
| 費用 | 2200万円(税込) | 物件種別 | 一戸建 |
|---|---|---|---|
| リノベーション 形態 |
持ち家のリノベーション | 家族構成 | 二世帯・三世帯 |
| 築年数 | 101年 | 面積 | 356.50㎡ |
| 施工期間 | 4ヶ月 |