リノベーション事例

2025.08.26

猫と過ごす仕事場

  • 首都圏
  • マンション
  • 持ち家をリノベーション
  • 家全体

株式会社SHUKEN Re

日本語教師をしている施主は 毎朝猫と共に出勤する。「出勤」といっても、施主の住まいである団地の一室からその隣室の仕事場へ。
舞台は、都内とは思えないほどゆったりとした環境に立つ分譲タイプの都営住宅。施主は隣り合う2部屋を購入し、「住居用」「仕事場」と用途を分けて使用している。ご自宅は一度リノベーションをしたが仕事場のほうは購入当時のまま。竣工時からリノベーションはされていたものの、今回床や壁が老朽化したことから仕事場のリノベーションを決意された。
施主からの要望は、第一に気持ちよく仕事に集中できる空間、次に趣味を楽しめる場所、そして2 匹の猫が楽しく気ままに過ごせる環境。猫と一緒に寛げる「居住用」とは違い、「仕事場」としての機能を損なわず、猫の居心地の良さをいかに追求できるかが課題となった。
目的の違う施主と猫が、心地よく自分の時間を過ごせる部屋を目指した。

築52年の都営住宅に住む施主は、約10年前に自宅の隣に仕事場を構えた。快適に仕事ができる環境はもちろんのこと、2匹の愛猫の過ごしやすさにも配慮する「仕事場」を作るためリノベーションを決行した。
憧れの建築家の作風を参考にした室内は、部屋数はリノベーション前と変わらないものの間仕切りの引き戸をフルオープンにすることですべての空間が繋がり、部屋の隅まで光が届くすっきりとしたレイアウトに。仕事上来客もあることから、玄関や水まわりは既存よりもスペース を広げ、動線の改善も行っている。
仕事用のデスクは一番日の当たる部屋の中央に設置し、あちこちに分散していた仕事関係の蔵書を一か所に収納するためデスクの目の前に大容量の本棚を設けた。本棚のわきにはキャットウォークを兼ねた階段シェルフを造作し、自由に動き回る猫たちの様子を見ながら仕事ができるようにした。
また掃き出し窓の手前には内窓を設置。ガラスのかわりに採用した透明のアクリル板は、猫が通れるよう下の1か所だけ空けておき 、その奥の窓にキャットドアを設けた。隣の自宅とベランダが繋がっているため、猫たちは自宅と仕事場を自由に行き来しながら暮らしている。
同じ空間を共有しながらも互いに自分の場所があり、丁度良い距離感が保たれていることで、仕事場には今日も心地良い時間が流れている。

費用 1100万円(税込) 物件種別 マンション
リノベーション
形態
持ち家のリノベーション 家族構成 その他
築年数 52年 面積 58.79㎡
施工期間 60日

間取り

BEFORE 3LDK

AFTER 3LDK

お問い合わせ先

株式会社SHUKEN Re

〒279-0003 千葉県浦安市海楽2-5-35

TEL:0120-86-0672

リノベーション事例一覧に戻る