2024.10.21
株式会社リノリビング
奥様の地元である福岡への移住を検討されていた施主ご夫妻。ご夫婦ともに在宅勤務であり、家で過ごす時間が長いことと、周囲から不動産の購入をすすめられたこともあって、物件購入へと踏み切られました。打ち合わせは主にリモートで進行。当初は乗り気でなかったというご主人も、家のイメージが固まっていくと、どんどん楽しくなっていったそうです。ご夫妻が購入されたのは、奥様の実家にも近い築17年のマンション。建具と断熱がしっかりしていて、ペットと一緒に住めることが決め手となったそうです。
充分な広さがあったダイニングエリアは、思い切ってまるごとキッチンへ変更。寝室と洋室のスペースを削り、土間収納やWICを整えて、キッチンとリビングが主役のお家となりました。
リモートワークが多く、生活の大部分をご自宅で過ごす施主様の優先事項は、大好きな料理が二人でできることとペットと暮らしやすいこと。シンクと加熱機器をわけて配置し、位置をズラすことで二人が同時に作業できるスペースを確保。
ヴィンテージ・シックなブラックのキッチンに合わせて、キッチンエリアの床にも同系色のタイルを施工。汚れにくいフロアタイルのメリットを活かし、“ペット専用エリア”を造作しています。ペットケージを丸ごと入れておけるから、リビングの雰囲気を崩すことなく生活を楽しめるつくりです。
無機質な配色ですが、折下げ天井に使用した深いブラウンの木目に、ダウンライトのオレンジの色味で、あたたかな空気感をプラスしています。面積を大幅に削ったダイニングエリアの狭さを感じないように、キッチンの壁面をアシンメトリーにし、奥行きを持たせました。
ダークレッドのタイルは奥様のチョイス。こだわりのコーヒーグッズや、ゴールドのフィラメントランプも合わさって、ダークな「隠れ家的カフェ」のようなムードを引き立てます。
また、ワークスペースは、採光と通気を兼ねる室内窓を配置する代わりに、照明には光源を絞ったスポットライトを採用。明るすぎない、こもり感のあるワークルームに仕上げました。さらに、アウトドア・アクティビティにも造詣の深いご夫妻の荷物量をヒアリングし、洋室の面積を削って土間収納を設置しました。
費用 | 1078万円(税込) | 物件種別 | マンション |
---|---|---|---|
リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | 二人暮らし |
築年数 | 17年 | 面積 | 73.77㎡ |
施工期間 | 90 |
お問い合わせ先
〒815-0035 福岡県福岡市南区向野1-3-16 R-BLDG1F
TEL:092-554-2332