2024.09.19
阪急阪神不動産株式会社(阪急阪神のリフォーム)
阪急電車のターミナルポジションとして変化を遂げてきた「西宮北口」。変容の礎ともなったシンボリックなマンションであり、高層階のパノラマビューという眺望が抜群であった本件。間取りはタワーマンション中住戸独特の、バルコニー側しか窓に面していない点がデメリット。リビングでの居住空間が最も重要なポイントであり、窓のない居室が生まれることを許容しながら、リビングとシームレスに繋がりを持てる空間になればいいと感じた。人々が多様に行き交う立地であり、気軽にゲストを招き入れやすく、もてなしの場で豊かな眺望を共有できる、満ち足りた空間に仕上げたい。圧倒的な眺望は本件最大の魅力であり、リノベーションによってさらに贅沢な室内に生まれ変わらせられることを期待した。
高層階に位置するこの部屋は、海まで一望できる贅沢なロケーション。眺望の良さを最大限に活かしゲストを招く家をテーマにリノベーションを行った。①キッチン:部屋の中央に位置していたキッチンを窓際に配置。ゲストと共に絶景を眺めながら調理できる空間に生まれ変わった。生活感を抑える為アイランドカウンターに調理家電の収納スペースを設け、さらに壁面収納と冷蔵庫置き場を「箱」に見立て木目のシートで仕上げた。②LD:マンション特有の柱梁の存在を感じさせない工夫に加え、半造作家具を使用して空間に一体感を持たせた。目立つ場所にあった柱は横にふかし、壁掛けテレビを設置できるように変更。柱全面にタイルを貼り、両壁面には石目のパネルを組み合わせて重厚感のある仕上がりに。壁面下部には半造作家具を設置し大勢のゲストが気軽に腰かけられるよう配慮。壁面上部から溢れる柔らかな間接照明がリラックスした時間を演出する。
③洗面室:ゲストも使用する洗面室は、脱衣スペースと建具で仕切りプライベートとパブリックを明確に分けた。④玄関 玄関はゲストにとって最初の空間体験。元々の間取りは廊下が長く眺望を活かせていなかった為、廊下を最小限に短く、リビングとの間はガラス建具に変更。これにより玄関扉を開けると絶景が目に飛び込む贅沢な空間に生まれ変わった。この家で絶景を眺めながらゲストと過ごす時間は至福のひとときとなるだろう。
費用 | 1470万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
リノベーション済み物件 | 家族構成 | その他 |
築年数 | 17年 | 面積 | 80.20㎡ |
施工期間 | 3.5ヶ月 |
お問い合わせ先
〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田町1-1-4 阪急ターミナルビル内
TEL:06-6376-4757