2024.09.17
阪急阪神不動産株式会社(阪急阪神のリフォーム)
中学生のころから音に魅了され、独学とご自身の耳で音に向き合ってきたお客様です。兼ねてよりオーディオルームのある暮らしをしたいと考えられており、購入したマンションでそれを実現しようとされていました。
ご自身でも吸音材を貼り付けるなど工夫をされていましたが、見た目的に機能的にも満足のいくものとはならず、いっそのこと建築工事、と考えられ当社にお声がけ下さりました。また、住み始めて気づいたこととして、室内の音響だけでなく外部の音を遮る調整も必要ということがありました。お住まいは幹線道路に面しており、車やバイクの音が室内まで聞こえ、音楽を十分に楽しめない環境でした。また、音楽を聞く時にテレビが見えるのが好ましくないということで、デザインとしての室内環境にも課題を感じておられました。これまでご趣味で集めて来られた本・レコード・小説も増え、置き場が無くなってきていることにも不便さを感じておられました。
元々のオーディオルームをリフォームによって、より一層贅沢な時間を過ごせるようにした事例です。"音"に関して2つのことを行いました。1つは室内の音響環境向上のため、吸音材を天井・壁に施工したこと、もう1つは外部からの音を遮音したことです。外部の遮音にはサイレンサー付きの給気口やレンジフードを設置するとともに、インナーサッシで三重窓を作りました。遮音効果を高めるために、一番室内側の窓と中間の窓にカーテンを仕込むという珍しい施工も施しました。
デザインにもこだわっています。スピーカー設置箇所がステージのような見た目となるよう、”ステージ左側の扉””ステージ右側壁面”を同じ木目で仕上げシンメトリーにしました。また吸音機能のある”表面が布材””下地が木”の仕上げ材は、表面の布のみを残し、木部分をカットすることで小口が美しくなるように細部まで丁寧に仕上げました。他にもテレビを隠すためにブラインドを設置したり、テレビ下のデッキ収納も色・サイズが合うように造作したりしました。
納戸内部は、本やレコードが適切に収納出来るよう変更しました。納戸左側の扉は出入り用に、右側扉はオーディオデッキのケーブルの調整ができるようにしています。キッチンはリビングを広くするためにあえて狭くしました。費用を適切におさえるため新しいコンロは残したり、お持ちの家具を造作家具として使いまわしたりしました。
費用 | 1130万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
持ち家のリノベーション | 家族構成 | 一人暮らし |
築年数 | 7年 | 面積 | 41.73㎡ |
施工期間 | 1カ月 |
お問い合わせ先
〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田町1-1-4 阪急ターミナルビル内
TEL:0120-8984-90