リノベーション事例

転勤のある職務で、今までずっと賃貸暮らしだった1人暮らしのお施主様。50代を迎え、セカンドライフを考えるようになった時、自分の家を暮らしやすい場所に持とうと考えられました。熊本市中心部、ここなら車がなくても生活できると選んだのは築39年の中古マンション。古さの残る内装や、細かく分けられていた間取りをすべてやり替えました。

物件探しから一環サポートができる弊社では、リノベ後の暮らしを想像しながら物件を選べます。1番始めにされたのはなんとダイニングテーブルの購入。アンティークショップで一目惚れだったそうです。これを横に付けるアイランドキッチンが欲しい！というご希望からリノベーション計画が始まりました。お一人暮らしということで物件の広さもコンパクトでしたので、寝室とリビングをゆるく繋ぐ間仕切りを提案しました。解体後に配管の高さや位置の関係でキッチンの配管移動が難しいことが分かり、シンク位置は動かさずコンロをアイランド風に持ってくるⅡ型キッチンを提案し、お気に入りのダイニングテーブルをキッチンの隣に配置するというご希望を叶えました。トイレも同じく配管位置の関係で向きを変えられなかったため、洗面所と一体の部屋にすることで空間の広さを確保し、ホテルライクなおしゃれなレストルームになりました。観葉植物をたくさんお持ちで、そのスペースが欲しいということでしたので、リビングから1段下がった位置に、タイル張りのインナーテラスを設けました。ステンレスやアイアンなどインダストリアルな要素を取り入れつつ、やりすぎにならないよう、天井や壁はコンクリートそのままではなくグレーで塗装したことで、落ち着いた大人の空間を作りあげました。

間取り