2023.09.20
銀杏開発株式会社
1階は和室二間にダイニングキッチン、2階には和室と洋室が一部屋ずつある築48年のよくある中古住宅。限られたスペースでも、廊下や広縁の活用・キッチンの位置を変えることで生活のしやすさは十分に改善できる間取りでした。
反り板を使ったナチュラル感のある玄関ドア。大きめのモールアクリル板がアクセントとなっているLDKのドアが、庭から差し込む明かりを廊下へと繋ぎ空間へ広がりを持たせてくれます。
またLDKのテレビボード背面には、古紙やコーヒー豆かすなど身近な廃棄物を原材料の一部に使用した環境にも優しい内装材のSOLIDを使用。塗装による着色を行わず、セメントの性質による現象である白華(はっか:エフロレッセンス)と重なり合うことで独特な表情が生まれ温かみのある空間を演出します。
リビングの床材には、費用面や施工性のバランスがよい突板(つきいた)を採用。表面に無垢材を使用しているため質感や足に触れる感触が優しいのが特徴です。
さらにキッチン背面には、パントリーを完備し収納力も抜群。可動式になっているので、ストックするものやお好みの収納ケースに合わせて高さ調節が可能。
造作の洗面化粧台には可動式の棚の他にコンセントを2箇所設置し、家電品の同時使用や複数人での使用などを想定した使い勝手の良い仕様に。洗面テーブルも広めにとってあるので、洗濯物の片付け時や入浴時の着替えなどを置いても十分なスペースがあります。
予算とのバランスを考えながらも、耐震補強工事や全室複層ガラスの樹脂窓に取り替えるなど断熱性能も向上したリノベーション住宅です。
費用 | 1400万円(税込) | 物件種別 | 一戸建 |
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リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | ファミリー |
築年数 | 50年 | 面積 | 82.80㎡ |
施工期間 | 3ヶ月 |