リノベーション事例

千葉県の自然豊かなベッドタウンで暮らすE一家は、ご夫婦と長女・次女の4人暮らし。
以前はご主人の仕事の関係で福島県に住んでいたが、今回の自宅の購入とリノベーションに伴い、千葉県に移り住んだ。
「以前から家を買いたいと思っていたのですが、転勤が多いためタイミングを見計らっていて。
昨年千葉県に転勤が決まって、今後は転居を伴う異動はなさそうだったので購入に踏み切りました」。
こうして築6年・約81㎡の物件をリノベーション前提で購入。
ご夫婦ともにインテリアが大好きなEさんにとって、リノベーションはごく自然な選択肢だったという。

この家を語る上で外せないのが、カフェのようなコの字型キッチンの存在。E一家のコミュニケーションは、ここを起点に育まれている。
奥様が熱望したのは、のびのびと料理ができる広さがあって、かつ会話を楽しめる場所。カフェのオープンキッチンのように楽しげで、洗練された雰囲気にしたいという想いを、壁付けキッチンにモールテックスのL字カウンターを設えることで実現した。キッチンからサーブされたジュースでカフェタイムを楽しむ姉妹の姿がとても印象的である。「料理がすぐに出せる、かつ片付けもしやすいので、家事動線が楽ですね。それにカウンターは食事はもちろん作業スペースとしても使えるので、ピザやパンの生地をコネたり、料理の幅が広がって楽しいです」。
変化があったのは、むろん使い勝手の面だけではない。「前の家ではTVを見ながら夜ご飯を食べることが多かったけど、この家に引越してきてからは、“食事の時間＝家族で会話を楽しむ時間”に変わりました。L字のカウンターで向かい合うことで、適度な距離を保ちつつ会話が弾むのでいい時間を過ごせています。音楽をかけて食事をしていると、本当にお店のような気分が味わえるんですよ」とご主人が微笑む。暮らしの中心に据えたキッチンによって、自然と家族団欒がもたらされ、家族の関係性も変化したE邸。カフェでくつろいでいるような居心地のいい空気感が、今日も淀みなく流れている。

間取り