リノベーション事例

せっかくリノベーションするのであれば、普通ではありえない空間をつくりたかったと話すアサノさん。
それを期待してリノベーションを決断したことからも、
デザインや素材選びは絶対に妥協したくないと考えていたという。
店舗のような、ヴィンテージマンションのような、心から好きと思える家を目指したというこの空間。
ひとつひとつ、本当に納得できるものだけを選びとって空間を創り上げていったことで、
毎日「この家がすき」と実感しながら過ごしているという。

施主はネイルポリッシュ「THE POLISH.」のオーナー・アサノさん。 “芸術は爆発だ”という言葉があるが、ここはまさに、彼女のクリエイティブが爆発して生み出された自邸だ。
家の隅々をアールで切り取り、ベージュがかった白のモールテックスで包み込んだ空間。それは、ネイルやアイテム撮影を日常の一部として行うアサノさんが理想としたフォトスポットだらけの家で、「自宅？」と疑問符がついてしまうくらいアイコニックなデザインが散りばめられている。
壁一面の飾り棚に、ぽってりとしたシルエットのタイル張りのアイランドキッチン、窓辺に唐突に出現する階段状のオブジェ。その全てが独創的で、ふと添えた手も、日常のワンシーンでさえも、ドラマチックに演出する。
今までアサノさんの頭の中にあった 世界観を引き出し、それを全力で受け止め、設計・施工の持てる技を余すところなく注ぎ込むことで、この唯一無二の空間がカタチとなって現れた。まるでアサノさん自身のような自由で洗練された空気感を纏ったこの空間で、人々を魅了するクリエイティブがこれからも生み出されていくことだろう。

既成の価値観に捉われず、自分だけの感性を爆発させた家づくりができるのはリノベーションの醍醐味だ。 わかりきったその前提を再認識させてくれる空間が完成した。

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