リノベーション事例

マンションに居住中ですが、3階建ての持ち家を売却して通勤圏内で新築を建てるのが夢だったご夫妻。旦那様の転勤の可能性、新築よりも余っている持ち家を無駄なく活用する方向に切り替え、お嬢様が小学校に上がる2～3年後を目途にリノベーションを計画。まるごと改装ではなく、メインで使う1階の間取り変更、2階は必要最低限のリフォームに留め、それぞれの個室とトイレを取り替えることに。
旦那様が住んでいた頃は、夏が暑く風通しが良くなかったとか。家事を効率良くこなせるよう、水廻りを集約して家事動線と間取り、収納を見直しました。
初回の打ち合わせから工事開始するまで期間がありましたが、半導体不足やウッドショックの影響を鑑みて、住宅設備を先に決めました。それから1年半ほど経過すると、選定した商品のリニューアルや好みの変化があり、商品選びや色柄を再検討。内装は飽きのこないグレイッシュモダンを目指しました。

「家族が集まるLDK」を大切に造りあげるべく、1階の和室を取り込んで18.7帖のLDKに。間取り変更したことで、窓を触らずとも風通しが良くなりました。小学生になったお嬢様が使うスタディーカウンターを設け、勉強やお絵描きする姿を見守れます。
3階建で構造的に抜けない柱や壁を活かし、抜けない壁を伸ばして壁掛けTVのスペース、母娘愛用のピアノを置くスペースを創出。この壁のお陰で、DKとリビング間がゆるく仕切られました。
おこもり感のあるDKは、腰壁に合わせてダイニングカウンターを造作。壁付きキッチンや壁面ヘリンボーン貼りのタイルは、リビング側からチラリと見えるたびに気分が上がるそう。キッチン横には家事室を設け、生活感を隠せて視覚的に美しく、家事も動きやすくなりました。

ランドリールームとWICのお洋服を掛けられる収納は必須。お風呂に入った後に洗濯して干して、除湿器をかけておくと翌朝乾き、隣接したWICに仕舞えるようになりました。お嬢様は着たい服を選んだり、片付けのお手伝いをしてくれるとか。

新しい家で家族で過ごす時間も、お友達を呼んで遊ぶ時間も増え、楽しいひとときを過ごされています。
持ち家を無駄にせず、フルオーダーのリノベーションだからこそ、新しい価値を与えられたこと。暮らし方や色味など、細部までこだわってお施主様満足度が高い家づくりに貢献することができました。

備考

間取り