2023.07.28
株式会社シンプルハウス
Sさんのリノベーションには歴史があります。「2007年だったかな。無印良品の本に触発されて、スケルトン・インフィルをやりたいなあと漠然と思っていました」。当時はまだ、リノベーションという言葉が出始めた頃です。雑誌で「これもいいな」「あんなことしたい」と思い続けて10年以上。ようやく関西定住の目処がつき、ママの実家近くに物件も決定。ついにリノベーションとなりました。
「新しい家では猫を飼いたいけど、トイレはどうしようかな」「人が来たときに洗面室で手を洗ってもらうの抵抗あるな」→洗面台は廊下に出してその下に猫のトレイを置こう、「SOHOが欲しいな」→寝室の収納スペースをSOHOにしよう、と自分のライフスタイルに照らし合わせて、住まいを構築していきます。今回のリノベの天王山は、「無印良品は卒業したい」パパVS「モノは大切に使いたい」ママ。シンプル・イズ・ベストのパパは長らく無印良品を愛用していましたが、今回のリノベーションに合わせて収納を造作し、大きな収納棚は破棄したいと考えていました。一方ママは、使えるものは使いたい。激しい攻防戦の結果、「収納を分解して置けばいいんじゃない?」と、いう結論に辿り着きます。そして、子ども部屋とリビングにそれぞれ置いてみると、意外とおさまりがいい。無印の食器棚は、天板をプラスすることで造作した飾り棚とコーディネート。思い入れのある祖母のタンスは、WICと寝室とLDKへ。LDKではタンスがうまく馴染むよう、造作棚を設計しました。SOHOや廊下など家のあちこちに小さな本棚を造作し、その大きさに合わせて本を分類する分散型を採用しました。バラバラと置かれたものをまとめて収納するのがリノベーションの鉄則、気持ちよく裏切られました。
費用 | 1150万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
持ち家のリノベーション | 家族構成 | ファミリー |
築年数 | 34年 | 面積 | 63.00㎡ |
施工期間 | 73 |
お問い合わせ先
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