リノベーション事例

2022.09.20

-整- 思いやる気持ちををカタチにする2世帯住宅

  • 九州・沖縄
  • 家全体

株式会社ヤマダホームズ(JIDAI Renovation)

当該物件は、お施主様が30年前に新築した鉄骨造3階建ての1階が店舗となった店舗併用の建物でした。当時は、お施主様1世帯で暮らすための住宅で、2FにLDKや水廻りなどの共用スペース、3Fにそれぞれの個室が設けられた間取りとなっていました。一見して、効率的ないい間取りのようですが、深い軒や日本の住宅に特有の中廊下の間取りなどが要因で、実態は暗く閉鎖的な空間だったのです。
現在はご子息が家業を継ぎ、2世帯が暮らす住居となって数年が経ちます。間取りの不便さを感じるようになったことで、今回のご子息ご夫婦がリノベーションすることを決意されました。
2世帯が暮らすために必要なプライバシーの確保や、高齢となったご夫婦のために使いやすい間取りといった課題を如何に解決していくかが重要なキーとなる私たちにとって初の挑戦となりました。

このプロジェクトは、生活スタイルの違う2世帯が、お互いの住みやすさを求めて行うリノベーションです。
打合せがはじまってから、出てくるご要望・意見がぶつかる場面は、すべてお互いを思いやっての事柄であふれていました。
良かれと思って伝えた要望が、当人にとっては必要なかったり、思いやりは、言葉にしたり、あらゆる見えるカタチにしたりしてはじめてその気持ちに気付くことができます。
私たちにできることは、思いやりのプレゼントを、受け取るか否かという2択ではなく、想いはそのままに、プレゼントされる側の本当の悩みや好みにカタチを変えて届けるという第3の選択肢を提供すること。
そうしてできたのがこの”思いやる気持ちをカタチに”した住まいです。

建物の昇降手段は階段のみでした。齢80ともなるご夫婦は3階を居室にしていたため、少しでもご夫婦のお体への負担が少なくなるよう2階をご夫婦の住まい、3階をご子息様ご夫婦とそのお子さんが住まう空間として分けることで、それぞれの生活が適度に距離の取れる間取りへと変更しました。

費用 3000万円(税込) 物件種別 一戸建
リノベーション
形態
持ち家のリノベーション 家族構成
築年数 34年 面積 189.93㎡
施工期間 3か月

間取り

BEFORE 6LDK

AFTER 6LLDDKK

お問い合わせ先

株式会社ヤマダホームズ(JIDAI Renovation)

〒370-0841 群馬県高崎市栄町1-1

TEL:096-374-8877

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