2022.09.20
株式会社アールプラン
普通のマンションのデザインを、所帯じみない可変性のある空間にしたいとの要望から今回の計画がスタートした。
間仕切りが躯体となり、間取り的に劇的に変化できないマンション構造の中、最大限に広くする計画とした。
男一人暮らしのセカンドハウススタイル。
限りなく所帯じみないデザインをコンセプトとし、BAR、ホテル、ラウンジの要素を取り入れる計画とした。
オープンキッチンから望むダイニングはBARにいるような雰囲気。そこから間もなく眠れるように小上がりのベッドルーム。リビングは最大限の空間を活かし、音響設備も整え映画を鑑賞できるスペースとした。
収納は広く取り、土間部分の部屋を多彩な収納が出来るように設計。
基本的な生活感のあるものは、余裕をもって収納できる計画とする事で、薄暗く雰囲気のある大人の空間に物が出ないように計画。
雰囲気を作るための素材感にも配慮し、コンクリート躯体面をアクセントで露出し、テーブル、造作家具などを古材とし、ベースの空間をつくりあげた。
そこに、合わせるようにグラス、植栽、生活雑貨などを主役であるお施主様がコーディネートしていくデザイン。仕事柄、全国を行き来するお施主様がこの場所に合うものを揃え、日に日にコーディネートを重ねていく空間。
この場所は、終わりなき男の理想を探求できる空間である。
リノベーションはこの映像が完成ではなく、そこに暮らすお施主様がこれから手を加える事で、完成に向かうものと改めて感じる事が出来たリノベーションである。
費用 | 950万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
持ち家のリノベーション | 家族構成 | 一人暮らし |
築年数 | 33年 | 面積 | 64.25㎡ |
施工期間 | 3か月 |