2022.09.16
株式会社住環境ジャパン
比較的コンパクトな物件であることに加え、細分化された個室によって、閉塞感が感じられました。
また、住戸の3面に開口部がありながらも個室で仕切られていたため、その良さを感じることが難しい状況でした。
そこで、水回り以外は限りなくワンルームに近い計画とすることにより、広がりを確保しつつ、3面開口からの光を感じられる計画としました。
目黒川沿いの桜並木に面したマンションのリノベーションです。
春に満開の桜を楽しめること、そして春以外の季節にも窓の外に広がる木々の鮮やかな緑を感じられるようにすることが、計画のテーマになりました。そこでインテリアを木々の緑色の補色である赤色系の素材を中心にコーディネートすることで、木々の緑色がより一層映える計画としました。
ダイニングテーブルはキッチンと連続した一体のデザインとすることで、クライアントの要望である友人を招ける家を実現。
収納スペースの確保も兼ねた小上がりは、桜並木を眺めるための縁側として使うことも出来ます。
ダイニングキッチンと寝室とを仕切る壁は、桜に因んだ日本の伝統色である「灰桜色」で塗装。
ダイニングテーブルには目黒川の水面を思わせる木目の天板を使用することにより、外部環境との繋がりや関係性を深め、この場所だからこそ生まれた環境と一体となった住まいになりました。
費用 | 1300万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | 二人暮らし |
築年数 | 28年 | 面積 | 61.41㎡ |
施工期間 | 3か月 |