2022.09.16
株式会社ニューユニークス
出版社や編集プロダクションなど、クリエイティブが集結する街の中に佇むこの物件。
リノベーションで新たな空間に生まれ変わったとしても、建築当初の設計思想に寄り添い、共感しつつ、現代的な付加価値を創造すること、この建物が見守ってきた今までのレガシーを継承することを大切にしたいという施主の思いによって、外観などには極力手を加えず、内装のみに特化してリノベーションを行いこの空間が実現された。
六角鬼丈計画工房が設計を手がけたビルの、かつてカーディーラーのショールームだったテナントをリノベーション。
プロ・アマチュア問わず幅広い層にとって魅力的な撮影スタジオを創りたいという施主の思いから、これまでの撮影スタジオの敷居の高いイメージを払拭した、新たなスタジオ空間が生み出された。
1Fにはプライベート性の高いメイクルームと楽屋を完備。
木やベージュの温かい素材感が入り混じるリゾートホテルのようなリラクシー空間は、若者にも馴染みやすいよう、上質でありつつ肩肘を張らない、丸みのあるインテリアアイテムを厳選してレイアウトした。
ソファのある一角はカーテンで仕切れるようになっており、さまざまなシーンに臨機応変に対応できる。
利用者の居心地の良さを追求する、おもてなしの精神が込められた空間だ。
外階段を登り2Fスタジオへ一歩足を踏み入れると、そこははっと息を呑むほどの真っ白な大空間。
イメージや使い方を限定せず、ここを訪れるクリエイターが思い思いの表現で色付けができるようにと、あえて作り込まない、アトリエの真っ白なキャンバスを彷彿とさせる空間とした。
著名人からファッションモデル、YouTuber、コスプレイヤーまで。
周辺環境や物件的なアドバンテージを最大限に活かしたこのハウススタジオで、これからも無数のクリエイティブが創造されていくだろう。
費用 | 3230万円(税込) | 物件種別 | その他 |
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リノベーション 形態 |
その他 | 家族構成 | |
築年数 | 39年 | 面積 | 245.30㎡ |
施工期間 | 3.5ヶ月 |