2022.09.10
株式会社タカノホーム
元々、鉄骨の骨組みに木造を組み込んだのが20年前。当時はモデルとして活用していたが、現状に合わずたまにイベントなどで使う程度になっていた建物を、コロナ対策として密を防ぐ観点からデザイナー7名の分室にした。いざ、日中を過ごしてみると、広さはあるのにキッチンが使いづらい。中庭があるのに中央に日や風が入らない。小上りの和室の用途がない。閉め切って使わない1坪のお風呂空間。もったいない・・とモヤモヤした毎日でした
そこで、モヤモヤをひとつずつ深堀り。調理待ちだったコンロはみんなが一度に調理できるように中央へ。食器も「ちょっとごめん」と開いていたのを隠さず見せて使いやすく、浴室だった場所はパントリー兼歯磨き・手洗いスペースへ。コーナー窓をそのままにしたら、中庭の木漏れ日が心地よい空間となった。和室部分は土間にして、テラスへの行き来を軽やかに半外・半中を楽しめるもう一つのダイニングへ。
何より、日中の日差しが刻々と変わっていく様は、独立した休憩室では感じえない、活動している人との緩やかな繋がりのある生きた休憩室。今日は暑いなーと思いながら外を見て歯磨きをする、好きな器でお昼を食べる、太陽の光が織りなす偶然に感動しながら仕事をする。なによりもリラックス出来、仕事の環境としても最高な居心地を感じています。
費用 | 450万円(税込) | 物件種別 | 一戸建 |
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リノベーション 形態 |
持ち家のリノベーション | 家族構成 | |
築年数 | 53年 | 面積 | 67.24㎡ |
施工期間 | 2か月 |
お問い合わせ先
〒811-1351 福岡県福岡市南区屋形原1-36-20 みのだビル
TEL:092-566-3838