2021.09.20
BATA HOUSE 川端工務店
繰り返された改装工事で改善点がたくさんあった。間口が狭く、奥に細長いスペースの店舗を少しでも広く。お客様の回遊動線やスタッフの作業動線の改善を目的とし、限られた空間を有効に活用し、お施主様の要望にいかに応えるかが課題だった。
8thのリニューアルリノベーション。コロナ禍の外出自粛で、全国的にも洋服需要が低下していると言われる中、感染リスクの軽減、前向きな事業展開を想像しながらの工事スタート。何度も繰り返された改装で何重にも厚みを増した壁や床。めくると昔のカフェ時代のかわいい壁がでてきたり。最終的に広がった店内スペースの幅はハンガー1つ分である約50㎝。限られた店舗空間において、左右に50㎝空間が広がる事はお洋服店にとって、とても大きな意味がある事なのでした。また、天井をあらわしにする事でさらに空間が広がりました。在庫管理兼通路のストックバックヤードを設け、より作業もしやすく。壁で伏せられていた階段下の空間も収納スペースとして有効活用したり、別々だったトイレと手洗いをあえて一つにする事で、お客様同士のバッティングを避け、広々したスペースに変更し使いやすく。今、インスタやblogなどの着画写真などを見てご来店される方がとても多いとオーナー様。それらを踏まえ、写真撮影スペースを作り、SNSの強化を図り、今後自ら模様替えができるよう塗装仕上げにする等の工夫をしました。コロナ禍で、SNSやオンラインショップの運営を円滑に進める事は、新しい層のお客様の獲得にもつながると見込んだオーナー様の想いを汲み取り、今、そしてこれから必要なコト・モノを盛り込んだリノベーションで想いカタチにする事ができました。
費用 | 物件種別 | その他 | |
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リノベーション 形態 |
その他 | 家族構成 | その他 |
築年数 | 68年 | 面積 | 87.34㎡ |
施工期間 | 約20日 |