リノベーション事例

2021.09.20

マチナカの古ビルで暮らす・働く・楽しむ！私達は小さな工務店

中国・四国
家全体
水まわり
居室・その他
屋外
断熱改修

BATA HOUSE　川端工務店

ステイホームの時間が長くなる今、暮らし方への不満や住まいの不便や不具合に気づいたお客様も多くいる。小さな工務店を営む私達自身もそうだった。好立地でありながら、20年近く眠っていたこのビルと突然の出逢い。街中で暮らす・働くことを想像した時、すべてが理想のカタチでできると感じ、コロナ禍真っ只中で移転を決意。１Fはガレージ・事務所２Fは居宅、３Fは４つに区切られたテナントだったのを1Fをガレージ・倉庫、２F事務所・SHOP、３Fを居宅にリノベーションすることで「暮らす・働く・楽しむ」を１つのビルで実現することになった。

近くには川が流れ、自然を望むことができ、公共施設も充実している街中のこの場所へ移転した、私達の一番のお気に入りは屋上。ワンコと屋上で過ごす時間が何よりの癒し。青空の下、友人やお客様とワイワイご飯を食べるのも屋上の楽しみの１つ。モデルハウスを持たない私達。実際に暮らしている３Fをお客様にご覧いただき、無垢の床の変化、ワンコとの暮らしの工夫、整理収納アドバイザーのこだわりの収納や片付け方法を見てもらう事で「リアルで正直でわかりやすい」と好評を得ている。コロナ禍を経て、自分らしく快適に楽しく過ごす為の「住まい」で何を重要視するかは、益々自由になっている時代。だからこそ「想いをカタチにする」私達、施工業者がリノベーションの暮らしを楽しみ、お客様に体感し実感してもらえる場所をつくったことで、さらにご提案できることが増えたと感じる。その上、私達自身のワークライフバランスも劇的に向上した。もしかするとこれが一番のメリットかもしれない。2021年春からは街中の立地を活かし、毎月最終日曜日にビルを丸ごと無料解放し「リノベなくらしいち」を開催。ワークショップやイベントを通じて「リノベーションでできること」を多くの方に知ってもらい、地域のコミュニティの場となりつつある。コーヒーとおやつ片手に気軽に立ち寄れる街中の小さな工務店が、自分らしい暮らし方を見直すきっかけになればこんな嬉しいことはない。