リノベーション事例

2020.09.22

45年目に生まれ変わる「家と庭」~信州 小諸の家~

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  • 耐震補強
  • 断熱改修

株式会社リューケンハイム

長野県は空き家率第3位であり、新築する土地よりも空き家が多くなってきている。新築をしたいが希望の立地に土地がないというお客様や、少しでも費用を抑えたいというお客様にリノベーションを選択・ご提案できるよう、今回のプロジェクトを行った。
対象物件は、以前は正面から見て左奥に玄関があったため、家の前を通らないと玄関に行けず、室内が丸見えになっていた。北向きにあったキッチンは居住スペースと切り離され、孤独なスペースに。木が植えっぱなしになり、雑草だらけだった庭も殺風景で少し寂しい印象。2LDKで部屋数も少なく、収納も十分とはいえない間取りだった。

築45年の物件、YKK AP株式会社との「戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト」が実現したもの。
自然豊かな長野県の地域に合わせるため、木や石などの自然素材を使用。白のモルタルだった外壁は、「土」をイメージした黒の塗り壁で仕上げた。室内は漆喰や石を使用している。駐車場から階段を上がった高台にあるので、その眺望を活かし、木目調のデッキやバルコニーを取り入れた。
子育て世代である4人家族を想定し、2階に一部屋増築。1階は全体的に配置を変え、家族の気配を感じられるよう対面式キッチンに。
樹木があった庭は、移植・剪定をしてお庭のリノベーションを行った。玄関の場所を移動して駐車場からの動線を見直し、アプローチのある庭を再構築。ご家族で植物を育む楽しさを感じてもらいたいと、小さな畑も設けた。「家」と「庭」をリノベすることにより、新しい「家庭」を築いていってほしいという思いも込めている。
また、特にこだわった部分は断熱性能と耐震性能の向上。
断熱性能は改修前から約6倍であるUA値0.24で、HEAT20のG2に相当する。家の中で熱の流出が最も多い窓に注目し、トリプルガラス樹脂窓を採用した。冬は貴重な日差しをたっぷり取り込み、夏は外気の暑さに影響されにくい。
耐震性能向上には、YKK APの開口部用耐震建材を使用。窓の数や面積を減らさずに耐力をアップし、耐震等級3相当を実現した。

費用 1900万円(税込) 物件種別 一戸建
リノベーション
形態
中古を買ってリノベーション 家族構成 その他
築年数 49年 面積 94.01㎡
施工期間 6か月

間取り

BEFORE 4K

AFTER 3LDK

お問い合わせ先

株式会社リューケンハイム

〒385-0053 長野県佐久市野沢323-22

TEL:0267-64-0381

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