2020.08.29
株式会社ニューユニークス
「子供が大人になった時、気軽に帰ってこられる家を持ちたい」。
そんな想いから動き出したT夫妻のリノベーション。
長く住まうことを考え、大好きな街鎌倉に生活拠点を移して中古物件を購入した。
居間と隣接した和室を壊し、リビングを最大限に拡張。
独立型だったキッチンもリビングに取り込み、
広々した空間でいつでも家族の気配を感じられる憩いの場へと生まれ変わらせた。
T夫妻がリノベーションで手に入れた“いい時間“は、『家族の何気ない日常』。
住宅のスタンダードカラーとされる“白”を排除し、
夫妻にとってのベーシックカラーで、理想の住まいを作り上げた。
「明るすぎず、暗すぎない。その曖昧さを心地よく感じる雰囲気にしたい」。
そんな繊細なニュアンスを叶えたのは、様々な表情を持つグレーだった。
アッシュブロンドという黄みがかったグレーを壁や天井に施し、住まいのベースを構成。
リビング、キッチン、ベッドルーム、土間、廊下。
脱衣スペース以外の全ての場所を、グレーで着飾っていく。
時に陰気な表情を見せるグレーが空間全体の雰囲気を暗くしないよう、
フローリングには白く染色した無垢オーク材を採用。
キッチンや室内窓に用いた木材で空間に温もりを加え、かつ、全体の色調を揃えることで統一感を出した。
そうして出来上がったこだわりの住まい。今年の春からここで生活を始めた夫妻は、
「朝起きて、ご飯を食べて、たわいもない話をして、眠りにつく。
家で普通に生活しているだけなのに、それだけで気分がいい」と語る。
画一的ではない“グレー”をまとった住まいで紡がれる、家族の何気ない日常。
そこにある全てを心地よい温度で包み込んでくれる、やわらかなグレーに出会った。
費用 | 1520万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | ファミリー |
築年数 | 44年 | 面積 | 77.33㎡ |
施工期間 | 2ヶ月 |