2020.08.29
株式会社ニューユニークス
結婚を機に住み替えを検討し、マイホーム購入に至ったA夫妻。
埼玉県蕨市内の3DKのマンションを購入し、リノベーションに踏み切った。
「実家もそうなんですが、結局みんな個室があってもリビングに集まるんですよね。
だから必然的に広々としたリビングが欲しいなと思って」。
そんなA夫妻の願いを叶えたのは、最小限の解体+再構築という選択だった。
A夫妻がリノベーションで手に入れた“いい時間“は、『移りゆく暮らし』。
「『全て壊してゼロから作り上げる』よりも、
せっかくリノベをするなら『既存を上手く活かした家』にしたかったんです」とA夫妻。
既存の壁を解体するだけで、新規の壁は一切立てないという選択が、
”間取り”という概念を超えてフレキシブルに暮らす部屋を生み出した。
総面積75㎡の内、個室は約10㎡の予備室のみ。
残りの広々とした面積には、まず玄関を入ってすぐに土間が広がる。
かつて洋室だったこの場所は、田舎から届いた野菜を荷解きしたり、
キャンプチェアで読書をしたりと、夫婦それぞれが趣味を楽しむ空間へ一新した。
土間の一部に設えた収納は、洋室にあったクロゼットを活かしアップデートしたもの。
クロゼット部分を残しながら周りの壁を解体して、
クロゼット→リビング→廊下が回遊できる快適な動線が生まれた。
丁寧な足し算と引き算で、A夫妻の理想を叶えた今回のリノベ。
開放的なリビングは、一部をカーテンで仕切れば個室に早変わりする。
作り込まれた空間で決められた生活をするよりも、
「壁の色を塗ったり、家具の配置を変えたり。
例えば10年経っても新鮮味を感じられる、
変化を楽しむ暮らしがしたい」と、A夫妻は教えてくれた。
費用 | 880万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | 二人暮らし |
築年数 | 41年 | 面積 | 75.05㎡ |
施工期間 | 2ヶ月 |