リノベーション事例

ビルオーナーの株式会社佐藤商会は、1938年に佐藤石炭商店として中目黒（本計画地近傍）に創業。現在に至るまでガソリン、LPG等のエネルギー供給、カーライフ、飲食、写真スタジオなどと幅広くサービス関連事業を展開してきました。本建物は1970年に竣工し今に至るまで、佐藤商会の本社機能を中心とした多様な事業の拠点としてこのエリアにおける存在感を築き上げて来ました。この度、本物件を、耐震補強工事をふくめて全面的にリニューアル。また本物件所在地の恵比寿（Ebis）・中目黒（Nakameguro）・代官山（Daikanyama）というクリエイティブなエリアの交点を”E・N・D“（エンド）エリアと位置づけ、そのエリアブランディングを改修後の建物のリーシングに活かしています。

代官山のオアシスをテーマにした１階建物前広場は街にひらかれ、イベント利用や、エリアを行き交う人が一息つける場所となりました。この広場に面してエンスージアスティックなカーライフを提供するセレクトショップ「Podium」とPodium cafeがオープン。建物竣工時から街に親しまれるChinese Restaurant「KADAN」は創業者が1940年代の中国で得たインスピレーションを懐古し、上海レトロスタイルに。5階〜８階旧マンション部分はクリエイター向けのSOHOスペースに更新。建物一棟に与えられた複合的機能は、恵比寿・中目黒・代官山エリア【E.N.Dエリア】のシンボルとして今までの５０年と次の５０年を繋ぎます。

備考