リノベーション事例

築41年鉄筋コンクリート造の分譲マンション。
街中の好立地にありながらも、昔の間取りの残る古いマンションは、
住まいとしては現代の暮らしに添わず空室となっていました。
その一室をリノベーションし、オフィスとしても使える新たな空間へと再生しました。

街中へのアクセスも良く、隣りには神社があり、
窓から見える大きな樹木やL字につながる広いベランダなど、オフィスとしては最適な物件でした。
間仕切り壁を無くし広々とした開放感のある空間へ。
窓にカーテンは付けず街の景色もインテリアに採り入れています。
和室を撤去し現れた撤去できない床の段差もモルタル用ステインで色分けし空間のアクセントに。
その段差に合わせて製作したオーダーテーブルは大人数の際にはドッキングし大テーブルへと変わります。
中央の白い壁はホワイトボードになっており、会議の際に書いたり、プロジェクターを写したりと活躍します。
部屋全体が見渡せる位置に設置した業務用キッチンは、パーティーの時など、
訪れる人々のコミュニケーションを増幅させてくれます。

塗装やタイル張りなど仕上げは施主さん自らセルフリノベで行うなど
施主さんの想いが詰まった新たな空間となりました。

この空間の名前は「Addit」
この場所を拠点とする新しい不動産屋さんの名前です。
古くて使われていない建物に価値を加え(added)、編集(edit)することで、
人々が再活用しやすいようにしていくという意味を込めてこの名前が付けられました。