リノベーション事例

新栄駅から徒歩４分、栄や名駅方面からも近い商業ビル「リアル新栄ビル」はオフィスとして使われてきました。1階は事務所として、他の階は賃貸オフィスとして。
施主は賃貸が退去になった際に再びオフィスとして提供するのではなく、利便性の高い立地を生かしさらに幅広い方に使っていただける場所にすることにしました。もっとリノベーションの魅力を発信できる場所を目指して。

リノベーションの魅力とは、昔の空間から新しい空間を作り出すこと。”現在”と”過去”が交差できること。そして”未来”につながること。考え出すときりがありません。築56年を迎えてもなお、時代に寄り添ったリノベーションを施せば新たな魅力が出せると考え外装も一新し、目指した物は「リノベーションを共有できる空間」です。古ビルの再生は、リノベーション界隈だけでなく、日本中、世界中の課題でもあります。そんな課題を築56年の古ビルに様々なコンセプトのリノベーションを施すことで、新たな魅力を引き出しつつ、解決の道が開ける、と施主は考えました。1階を事務所として当初と変わらず使い、2階とRFを”共有”できる空間へ。従来のオフィス機能も維持しながら、リノベーションの魅力を体験できるシェアスペースとしての機能も加えました。あえて未完成のままにした部屋も用意し、今後も変化して行く生きた空間に。レンタルスペースといった、空間を一個人や一企業として独占せず、多数と共有する、“シェア”する時代が到来しています。リノベーションも“シェア”できる時代に。考え出すときりがない、リノベーションの魅力をつめこみました。

備考

間取り