2019.08.29
株式会社リブラン
現在、中古住宅を購入と同時にリノベーションをするという選択肢が高まっているもののまだ知らない方も多い。そもそも現代の住宅購入自体が「選ぶ」という行為になっており「作る」(リノベーション)という選択肢が住宅購入適齢期である大人たちの頭の中に無いことが一般的である。理由としては、その世代にとって建築や住宅を教育として学ぶ機会が無かったためである。そこで、住まいは選ぶものではなく作るものであることへマインドチェンジし、「作る」ことを文化にするためには子供たちの教育からしていく必要性を感じ開催した。きっかけとしては”てまひま不動産”でワンストップリノベをして頂いたお客様との出会いから。その方は株式会社OSOTOを運営し自然の中でのこども向け探求学習プログラムを行っている。お引越後の食事会で建築を子供向けに教えてあげて欲しいと依頼されたところから始まり(株)リブラン ×(株)OSOTOとで共同開催。
テーマは「新聞紙でおうちを作ろう」
こども向けリノベーション教育の第1弾として2019年8月19日に「こども建築ワークショップ」を開催した。
初めに”てまひま不動産”一級建築士の内田が、こども達にも理解しやすいように「三匹のこぶた」を模した紙芝居を使って座学。
どうやったら新聞紙が強い材になるのか?実際に手を動かして新聞紙を丸めながら考えてもらった。
次に四角形より三角形のほうが強い骨組みを作れることを学び、新聞紙の棒でこども達が組み立て。
形ができてくると今度は飾りつけ。新聞紙は丸めると強い線材になるが広げると壁や床にも使える面材になる。新聞紙をくりぬいて窓を作ったり家の周りを囲んで覆ったりした。また、飾りつけには外で採れた自然素材(葉っぱ、貝殻、枝、ツルなど)を使い、貝殻を灯りに見立てたり、葉っぱをハンモックにつけたりと楽しそうな案が出た。
最後にそれぞれの作品についてのプレゼンテーションをおこなったが積極的に発表できるこどもが多かった。
こちらで想定したものを超える作品が多く出て、こども達の発想力の豊かさに驚く。
こども達が本来持っている想像力を養いながら建築的な学びの場を提供することで、住まいを「選ぶ」文化から「作る」文化へのきっかけを作っていきたい。
費用 | 物件種別 | その他 | |
---|---|---|---|
リノベーション 形態 |
その他 | 家族構成 | |
築年数 | 5年 | 面積 | 1.00㎡ |
施工期間 | 1日 |
BEFORE 1
AFTER 1