2019.08.28
株式会社WAKUWAKU
既存は中廊下型の典型的な3LDK。一部屋一部屋が大きめに用意されており、それらを6mにもおよぶ暗い中廊下と6枚の開き戸で繋がれた家。中廊下の先に個室群の余剰スペースとしてのLDKがあった。設計『廊下のためだけに面積やお金を使うのは勿体無くないですか?』施主様『私たちは断熱性能やプライヴァシー、単一機能にとらわれず大らかに暮らしたい!』全てはここから始まりました。
夫婦2人と犬、数々のコレクションと家具のための家。中廊下を拡張させたセントラルガーデンは通るだけの勿体無いスペース(廊下)から、生活をサポートしてくれる許容力のある場所へと生まれ変わった。そこから各スペースが展開される。それぞれのスペースは補完し合いはみ出し合い、それを許容する器となる。人・物・犬・設備・既存の窓枠さえも同じ生活者として捉え直すコトで、フラットな存在として居合わせることが可能に。各部屋に機能を求めすぎた結果、余剰として消極的に存在する、通るだけの廊下からの卒業。疑うことが少なかったnLDK至上主義的ヒエラルキーからの脱却。ほんの少しの操作で、なんとも居心地の良さそうな環境を手に入れた生活者たち。
費用 | 1100万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | その他 |
築年数 | 24年 | 面積 | 65.97㎡ |
施工期間 | 2ヶ月 |