2019.08.27
株式会社リビタ
昭和46年分譲のマンションの、いわゆる田の字型住戸。洗面器が付いた在来浴室や低めの高さの建具は、年代を感じるものだった。全体的に薄暗い印象だった47㎡の空間を、まちの魅力も暮らし方を探りながら、本件の魅力である眺望を生かしたプランへと再編していった。
都心の中でも特に中心地であり、様々な場所へクイックアクセスできる、
四ツ谷・市ヶ谷エリアの区分再販リノベーション。
この便利なまちのコンパクトな住戸の住まい手は、
住戸内(ナカ)中心の暮らしではなく、街(ソト)を活用する暮らしを送っている、と想定しました。
飲食店が軒を連ねる商店街で日々の食事を楽しみ、神社や緑道でのランニングが日課…
そんな「ソト」でアクティビティ溢れる活動をしている住まい手へ、
「ナカ」ではリラックスの時間をたっぷり過ごしてもらうことを提案します。
「リラックス」=「バスタイム」と捉え、部屋全体をお風呂に見立てるというコンセプト。
40㎡台というコンパクトな面積では珍しい1616サイズのユニットバスを採用し、バルコニー側の窓からは新宿の夜景が望める開放的なお風呂です。また、洗面室にはチェアやミニ冷蔵庫を置くスペースを確保し、湯上り後のセルフメンテナンスやひと息つく時間の流れを意識しました。その延長に広がる空間は、住まい手が家具レイアウトを楽しめる間仕切りのない居室。南側にサンルーム・北側にWICを配することで、外からの音や熱の影響へ配慮をしています。
東京中を駆け回る住まい手にとって、帰りたくなる暮らしの拠点=dotとなってほしいです。
費用 | 824万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
リノベーション済み物件 | 家族構成 | |
築年数 | 53年 | 面積 | 47.02㎡ |
施工期間 | 3か月 |