リノベーション事例

都心立地で2戸に1台のエレベーター。自主管理ながらも清掃も行き届いて、居住者に愛されていることを感じるマンション。以前の居室内は大理石の廊下など、高級素材が使用されたハイグレードな仕様。しかし、まもなく半世紀を迎えるという築年数ゆえの古い構造は現代の暮らしにはそぐいません。かつては段差があり使いにくかった水廻りの床をフラットフロアにすることで使いやすくしました。

開放感のある両面バルコニーからの眺望が心地よいマンション。14階のLDKからは遠く東京タワー、スカイツリー、レインボーブリッジが望め、西側の洋室からはタイ大使館の緑を眺めることもできます。そんな景観を活かして室内も爽やかにリノベーション。細切れのLDKは伸びやかな一体空間に。オークの優しい木色と、天井クロスは白で統一。リビングドアはカントリースタイルの落ち着いたブルー、キッチンタイルは爽やかなライトブルーの亀甲形タイルでコーディネート。
空間を邪魔していたLDKに入ってすぐの大きな梁。その存在を抑えるために、視覚的な工夫を施しました。濃いブルーのドアを開けて、淡いグレーの空間にアクセスすることで開放感を演出。圧迫感が軽減されました。また、キッチンの空間のなかに梁を収めてしまうことでLDKの広がり、一体空間を実現しました。
さらには清涼感のあるブルーのインテリア小物を散りばめ、青空によく似合う天空の城が誕生しました。
ほかにも玄関土間を広く取り、シューズインクローゼットを設置し、リビング内にもウォークインクローゼットを設けるほか廊下収納も２ヶ所設置。水廻りの段差をなくしてフラットにするなど生活するうえでの機能面も充実しています。

間取り