リノベーション事例

玉名市の閑静な住宅街に建つ一戸建て。
施主様がご結婚されてすぐに建築したこの家も、気づけば築26年に。
これからの人生を豊かに過ごせる家を求め、リフォームを決意されました。

お客様との初めての個別相談の日、たくさんの時間をかけて作られたという雑誌の切り抜きをまとめたスクラップブックをお持ちいただいたのが大変印象的でした。
玄関から水廻り、リビングの空間イメージ、素材や色や雰囲気まで…
すべてにおいての理想がはっきり決まっていらっしゃった奥様。
「人生を豊かに過ごせる家にしたい。」
その一言に詰まった想いを実現すべく、今回のリフォーム計画は始動しました。
好みをもとに選定したのは、細かいモザイクタイルやモルタル仕上げのキッチン、無垢床や、使い古された足場板の棚など。
「掃除が大変でも使い勝手が悪くてもいい。機能的であることよりも、好きなものを大切にして暮らすことが重要だった。」と見渡す空間は、お気に入りをたっぷり詰めこんだお客様らしい雰囲気に仕上がりました。

実はリフォーム計画中、同居のお母様が体調をくずされ、急遽間取りをいちから見直すことも。
お住まいになるご家族の生活をイメージし、歩く、眠る、お風呂に入るなどひとつひとつの暮らしの場面に寄り添い、さりげない快適さを生み出すことができるのがリフォームの醍醐味だと感じました。

人生を豊かに過ごせる家とは。
これからの人生と真正面から向き合い、心動かされるものに正直に向き合った先に完成する家なのだと、気づかせていただいたように思います。

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