2019.08.16
株式会社水雅
築80年のお祖母様の家を取り壊し孫兄弟が、それぞれの家を立てました。
古いものを大事にしたい弟さんからお祖母様の家に使われているものを再利用したいとの要望を頂きました。
事前に使えそうなものを選定しておき、生け捕りにするためまず水雅の大工が先行して解体作業を行いました。
築80年ということで、80年前の大工仕事を随所に垣間見ることができ弊社としてもとても良い経験となりました。
「茶室にあった床柱がここに使われている!!」
「アレがココに、コレはアソコの!!」
お引渡し後にお隣にお住まいの施主のお父様が主催でご家族やご家族のご友人の方々へ
お家のお披露目会が開催されました。弊社もご招待頂き参加させて頂きました。
その時とても印象に残ったことが文頭の言葉でした。
お祖母様の家には確かに再利用できる部分がたくさんあり、とても大切に使われていたことが思い浮かびました。
施主のご両親や孫である施主達は特に意識することなくお祖母様の家で育ったり遊びにいったりしていたはずですが、その時々の出来事が家の様々な部分とリンクして思い出として記憶にとどまっています。
「アレがココに、コレはアソコの!!」を聞いたとき、ただ古いものを有効活用して大切にするということだけではなく思い出も大切にしているのだと気付かされました。住心地は現代の技術を使いながら、それまでに関わった人々のことも含めて思い出として未来に引き継ぐということ、これもリノベーションなんだと。
昔のものを使うことはかなり大変なことで、実際大工さんはよく頭を抱えていました。でも今回経験で大変だけどすばらしいことに関われていることを実感しています。再利用したものを通して我々も思い出として加われ未来に引継がれるということはとても嬉しいこと。またこんなお客様に出会えるように日々精進です。
費用 | 物件種別 | その他 | |
---|---|---|---|
リノベーション 形態 |
その他 | 家族構成 | ファミリー |
築年数 | 6年 | 面積 | 120.00㎡ |
施工期間 | -- |
BEFORE ー
AFTER ー