2018.08.30
株式会社ニューユニークス
天真爛漫な長女(3歳)、歩き始めたばかりの長男(1歳)と夫妻の4人家族。
子育てのしやすい街ランキング常連の江東区で、築32年の中古マンションを購入した。
80平米超えの余裕のある広さが魅力的だったが
玄関扉を開けると薄暗い廊下が現れ、第一印象は消極的な物件だったと言う。
「子供の頃、自分の部屋はあるけど、基本的にリビングで勉強をしたり遊んだりしていて、常に家族が同じ場所にいました。子供もいずれ巣立っていくわけですから、家族で過ごせる時間を大切にしたくて家族団欒の場所が欲しかったんです」とご主人。
約21畳のLDKは、海外のカフェのような大きなキッチンが目を惹く。その大きさはLDKの面積半分に匹敵するほどのものだ。
世間的にはリビングにスペースを割くことの方がポピュラーなのかもしれないが、設計デザイナーは大の料理好きの奥様と家族想いのご主人の気持ちからキッチンに重きを置くことに決めた。そしてキッチンが家族団欒の場所となるよう、奥行き1m、横幅は2m超えのダイニングテーブルが併設したコの字型キッチンを提案したのであった。「一番落ち着く時間は、ラジオを聴きながら煮込み料理をしている時なんです。私がキッチンにいる時間が長いので、子供たちも必然的にここに集まってくれて(笑)ダイニングテーブルがあるからここで絵を描いたりおもちゃで遊んだり、私の料理する様子をじっと見てたりして。あの子たちが小さいうちだけじゃなくて、いつか思春期を迎えて会話が少なくなったり、それぞれが自立して家族で過ごす時間が減ってしまったとしても、このキッチンがあれば我が家は大丈夫だと思うんです。うちのキッチンは“自然と集いたくなる場所”。そんな気がするから」と、奥様はにっこり笑う。
費用 | 670万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | ファミリー |
築年数 | 40年 | 面積 | 85.84㎡ |
施工期間 | 約2ヶ月 |