リノベーション事例

2018.08.28

プレハブへの挑戦

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株式会社タムタムデザイン

1階はRC造で堀車庫+1室、2階は壁厚60mmの木造プレハブ住宅の混構造。プレハブならではの低断熱、低防音、開口部周辺からの雨漏りなど、建物の状態は悪かった。

リノベEXPOの相談会から来たプロジェクトである。親から譲り受けた1戸建てを夫婦仕様の住まいにリノベーションする相談から始まった。1階はRC造で堀車庫+1室、2階は壁厚60mmの木造プレハブ住宅の混構造。隣棟には母屋があり、母屋との間は10㎡未満の合法増築がされていた。既存の難はプレハブならではの低断熱、低防音、パネル工法の床面積制限による間取りの非拡張性、ハンモックが設置できない横架材の低強度などである。それぞれの難をクリアするべく行った改修方法は、外周面の壁を内側にフカシ、2重壁とする事で断熱と遮音を増強し、パネル工法による間仕切り壁の一部を「軸組工法」に変更する事でラーメン構造のメリットを取り入れた。旧間取りは玄関から延びる廊下で各部屋が左右に分断され、不便さと暗さがあったが、フレームインしたことでLDKも大きく取れ、2枚サッシだった箇所を4枚サッシにし、窓面積が小さくなるパネル工法のデメリットを払拭した。また、ハンモックやプロジェクター投影の大型スクリーンも取付可能となり、より豊かな生活を構造から支える事が出来る。隣棟との増築部分を減築した事でLDKの両側から光と風が入るようになり、パネル工法では成しえなかった「抜け感」が体感される。このリノベーションは全国の改修難とされるプレハブ住宅及びパネル工法に対して一矢報いる事例になるべく遂行した事例である。

費用 1360万円(税込) 物件種別 一戸建
リノベーション
形態
持ち家のリノベーション 家族構成 二人暮らし
築年数 42年 面積 109.28㎡
施工期間 3ヶ月

備考

施工:有限会社サンスイ

間取り

BEFORE 玄関から延びる廊下は各部屋を分断していた。暗く狭い間取りであった。

AFTER 分断されていた各部屋の壁を取り除きLDKに両側から風と採光が取れるようにした。玄関から続く土間の部屋も使い勝手が良い。

お問い合わせ先

株式会社タムタムデザイン

〒802-0002 福岡県北九州市小倉北区京町1-4-11 ヒガキビル3F

TEL:093-967-3115

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