リノベーション事例

新宿南口駅前に立ち、新宿駅2番出口をかかえる築39年のオフィスビル。圧倒的な利便性を誇る立地にありながら、隣接の再開発の波からは取り残され、また1フロア面積が大きくなく、かつ旧耐震ビルの為、多くの企業からはオフィスとしては求められなくなり、大多数のフロアが空きとなっていました。路面及び地下に入っている既存商業テナントと一部フロアに残っている既存事務所を残したまま、また本プロジェクトは事業期間やコストに制限があり、ハード的に用途変更は難しいという状況の中で、どのように企画をしバリューをあげていくかが課題でした。

住まいの機能の一部をオフィスに持たせることで暮らし方まで変えてしまう。
それが「12shinjuku」。

キッチンも、シャワーも、ランドリーも、趣味の空間も、オフィスにあれば住まいは、遠くても、広くなくても、自分らしく暮らせる。

「12shinjuku」は新宿駅直結、バスタ新宿に隣接した利便性に富んだ場所に位置し、地方へのアクセスが良いというメリットを最大限に活かしながら、「働く」や「住む」だけには留まらない新たな暮らし方のスタイルを提案しています。
1stPLACE(家)でも2ndPLACE(働く場)でもない3rdPLACEと呼ばれる場所がたくさんあるそんな今だからこそ、ここで改めて、1stPLACE(家)と2ndPLACE(働く場)について考え直してみたい、そう考え企画しました。

1stPLACE(家)と2ndPLACE(働く場)の間を模索できる自由な場所があれば、
より自由な働き方、暮らし方、生き方が可能になるのではないだろうか。
働く場や家はこうでなければいけない、ということではなく、もっと自由に考えていいのではないか。
そうすれば、時間の使い方も含めもっともっと暮らしが豊かになる。

私たちが考える1+2は3ではなく12（ジュウニ）。
オフィスを「住に（ジュウニ）」。暮らしを「自由に（ジユウニ）」。
これが、新しい時代の働き方です。

間取り