リノベーション事例

2017.09.30

日本のよさを感じ、はぐくんでいく、開かれた家

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株式会社スタイル工房

施主は30代のご夫妻。ご結婚後、世界を一周、その後、より自国のことを知りたいと日本一周の旅に出た。そこで日本の原風景とも言える、農作物を育てながらの「職住一体」の暮らしに触発され、「自然界では様々なものが循環していく。」という事を感じ、「今あるものをどう生かすか。」「妻の実家を生かして暮らしていけないか。」と考えるように。高台に建つその家は、しだれ桜が訪れる人々を迎え、庭の果樹も家とともに30年以上を生きてきた。友人、知人を招けるような「開かれた家」にできたらいいなと思うように。元々二世帯であった家はあまりに広く、どう使ったらいいか分からず、広さゆえにその工事費、維持費も果たして自分たちでまかなえるものなのかも分からず、おぼろげであるが、「自分たちの使うエネルギーは自分たちで作る。」創エネルギーの家も視野に入れ、リノベーションをしたいと相談に訪れた。


1階をパブリック+オフィススペース、2階を居住スペースとし、エリアを明確に分け、迷わず、入りやすく、防犯性も考慮した動線とした。資金調達と維持管理の面から『H27年度住宅省エネリノベーション促進事業補助金(http://sii.or.jp/renovation27r/)』を活用(太陽光発電に関わる蓄電池システムの導入 + 躯体内断熱の改修 + 高断熱サッシへの改修 + 高効率給湯器の導入)し、『H27年度住宅取得資金に係わる贈与税の非課税枠拡大措置』も適用(質の高い住宅として耐震等級2を取得)した。「職住一体の暮らし」も「開かれた家」も決して新しいものではない。地方の二世帯住宅などでは自家製の野菜や惣菜を分け合い、お互いの毎日を見守り合う慣習が息づいているが、都市部の住宅においてはいつの間にか慣習もなくなりつつあり、「家」そのものの形も変貌してきた。ここで実現したのはリビングとテラスをつなげたような「平面的に開かれた家」ではない。訪れる人々を思い、水廻りをもう一セット作った。冷暖房も遠慮なく使って欲しい。有事の際も自立した生活をできるという考えから導入した太陽光+蓄電池システム。30代のご夫妻が「親の家を受け継ぐ」ということを必死に考え、でもどこかのんびりした優しさに満ちた「職住一体+創エネ」の開かれた家である。

費用 3500万円(税込) 物件種別 一戸建
リノベーション
形態
持ち家のリノベーション 家族構成 ファミリー
築年数 40年 面積 205.78㎡
施工期間 4ヶ月

間取り

BEFORE 2世帯(3LDK+3LDK)

AFTER 1階:2LDK、2階:2LDK

お問い合わせ先

株式会社スタイル工房

〒166-0016 東京都杉並区成田西3-2-4  K&3ビル1F

TEL:0120-587-250

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