2016.09.13
株式会社バレッグス
もともとは区切られていた2室の壁を取り払い、代わりに残した構造が緩やかに空間を区切っています。フローリング側に和室からの長押を延長することで繋がりを持たせつつ、それぞれの床や天井、垂れ壁などに微妙な違いを持たせてバランスを取っています。
オーク材と畳が並び、縦横を黒の艶やかな柱や梁が走る、独特の静けさ漂う空間です。
地方から都内へ転居するためにお施主であるS様がリノベーションに選んだのは、東京都西部の閑静な住宅地に佇む築30年以上のRCマンションでした。
高齢での住み替えということもあり、S様がこれまでずっと住み慣れてきた古き良き日本家屋のイメージをできるだけリノベーションで再現したいという要望にどう応えていくかというところから計画がスタート。様々な物件をピックアップし、選んだのが和室、静かな住宅地といった条件を備えたこのマンションでした。
リノベーションでは変更されることの多い畳や襖ですが、ここではお部屋のテーマそのもの。むしろ残すことで愛着のある家具やずっと続けてきた習慣が馴染み、変化した生活環境の中に、以前からずっとあるような寛ぎを手に入れることができました。
費用 | 383万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
中古を買ってリノベーション | 家族構成 | 一人暮らし |
築年数 | 45年 | 面積 | 31.53㎡ |
施工期間 | 1.5 |