2017.09.26
株式会社リビタ
今やコーヒーやアートの街と呼ばれるようになった、清澄白河。
周辺には、明治時代日本初となる国産セメント工場「深川セメント製造所」や
松尾芭蕉「おくのほそ道」の壮大な旅の始まりの地としても有名な史跡があり、
今もなお東京の下町の面影を多く残しています。
1988年竣工、地上6階建てのオフィスビルで、
縦に長く、隅田川に面していることが、このロケーション最大の特徴です。
今回は東京都建設局による社会実験“かわてらす”に採択され、
飲食店を併設したホテルとして計画することとなりました。
LYURO東京清澄は、隅田川沿いの水辺に建つリノベーションホテルです。
隅田川に面した幅44m、284㎡の“かわてらす”を開設し、「誰もが利用可能なまちに開放されたオープンスペース」として、宿泊者やレストランを訪れる方、ご近所にお住いの方や清澄白河を訪れる人、隅田川のアクティビティを楽しむ方など、様々な方が思い思いに過ごせる場所として利用できます。
かわてらすは、水辺空間の魅力の向上と地域の活性化を目的とした都による規制緩和の仕組みで、河川敷地を活用して飲食店などを営業できるようにするというもの。維持管理や安全性確保、地域貢献策、設置条件などの検証を行い、当社は事業選定を受け、幾度の協議を重ね、実現するに至りました。
水辺でのアクティビティの提案として、隅田川沿いのリバーサイドランニング、かわてらすでのクラフトマーケットや朝ヨガといったイベントを行っています。
深川八幡祭では、地域の一員として御神輿を担ぎ、大きなプールを用意して、ホテルの宿泊者やレストランのお客様と一緒に水かけ祭りに参加し、ホテル全体が地域の方々とのコミュニケーションを生む場として機能していました。
地域に根差し、地域の方々との繋がりを大切にし、この隅田川のウォーターフロントが更ににぎわいのあるまちになるよう、「水辺ならではの時の過ごし方」をこれからも提案していきたいと思います。
費用 | 物件種別 | その他 | |
---|---|---|---|
リノベーション 形態 |
その他 | 家族構成 | |
築年数 | 36年 | 面積 | 0.00㎡ |
施工期間 | 2016.10~2017.3 |
BEFORE オフィスビル
AFTER 一棟まるごと